2026年度 中国文化講座(第1弾)を開催!
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山梨学院大学孔子学院では、本学の学生・教職員のみならず、地域の皆さまにも中国および中国文化への理解を深めていただくことを目的として、年3回「中国文化講座」を開催しております。
5月24日、講師に横浜商科大学教授・中国中医学科学院特聘教授の久保輝幸先生をお迎えし、「始皇帝と医学 ~漢方の源流を訪ねる旅~」をテーマに2026年度の先陣を切る「中国文化講座(第1弾)」が開催されました。
講演に先立ち、本孔子学院 熊達雲 日本側学院長が挨拶に立ち、中国漢方の長い歴史や、日本の漢方と中国医学との深い関係について述べました。
講演で、久保先生はまず日本の漢方が中国医学を源流としながら、日本において独自に発展してきたことが説明。さらに、漢代に医学が大きく発展した背景として、近年発見された考古資料から、始皇帝時代の医療政策が関係していた可能性が紹介されました。久保先生は、『素問』『神農本草経』『傷寒論』などの医学古典に触れながら、「未病」を重視する中国医学の考え方や、「葛根湯」など現代にも用いられる漢方薬の歴史について解説。また、秦漢時代の神仙思想や不老長寿への関心、水銀が仙薬と考えられた背景についても、医学史と科学的視点の両面からわかりやすく紹介されました。最後に、『睡虎地秦簡』や『里耶秦簡』などの新出資料をもとに、始皇帝が感染症対策、医官制度、薬物調査などに関わる政策を進めていた可能性が示され、漢方医学の源流を考えるうえで新たな視点が提示されました。来場者からは興味深いとの声が多く聞かれました。

講演後には、孔子学院の中国文化講座恒例の抽選会が行われ、当選された5名参加者には、「薬膳術の書籍」と、中国では国民的人気の漢方系のハーブティーとしておなじみの「王老吉」プレゼントされ、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
閉会にあたり、本孔子学院 趙蔚青 中国側院長は、今回の講座では漢方に関する最新の研究視点に触れることができ、多くの新しい知識を得る機会となったと、久保先生にお礼を述べ、さらに次回7月11日に開催予定の「中国文化講座(第2弾)」に、ぜひ期待してほしいとの挨拶がありました。
これからも、本孔子学院では、ひとりでも多くの方に中国への理解を深めてもらうための活動を様々な形で活動してまいりますのでご期待ください。


