「Panda杯」訪中団に参加
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6月25日から7月2日の期間、本学の系列校である山梨学院高等学校の添田光由希さん(3年)、角田吏映さん(2年)の両名が、山梨学院高等学校を代表し、日中間の青少年交流事業である「Panda杯 日本青年訪中団」の一員として中国を訪問しました。
山梨学院高等学校は、日本全国の若者を対象とした「Panda杯全日本青年作文コンクール」において、2022年度から3年連続で団体賞第1位を受賞しており、今回の訪中はその副賞として実現したものです。
2024年度の代表である添田さんは、中国の首都北京をはじめ、四川省、上海市を巡り、歴史文化遺跡の見学や現地の若者との交流、パンダ保護研究センター、高新技術企業の視察、非物質文化遺産の体験活動などを通して、現代中国の多様な側面を自らの五感で体感しました。 また、新型コロナウイルスの影響により2022年度は訪中が延期されていましたが、今回、本年度代表とともに、2023年度代表として角田さんが、北京、浙江省、上海市を訪問し、訪中の夢を果たしました。
今回の訪中団には、日本全国から選ばれた約40名の高校生・大学生が参加しました。訪中前日の6月24日、東京都内の中国大使館で開催された壮行会には、中国側の主催者や日本財団、日本科学協会など多くの関係者が集まり、若者たちの門出を激励しました。
(2024年度 山梨学院高等学校代表 添田光由希さん:前列左から4番目)
(2022年度 山梨学院高等学校代表 角田映吏さん:後列右から4番目)
6月27日には北京で授賞式が行われ、添田さんが山梨学院高等学校代表として登壇し、「春秋戦国時代の智恵や『仁』の思想に惹かれ、孔子の言葉『仁遠乎哉?我欲仁,斯仁至矣』から勇気をもらってきた。今回、念願の孔廟を訪れることができ、本当に感激した」とスピーチしました。
添田さんは「実際に中国の人々と交流し、生活に触れることで、教科書やニュースだけでは得られない生の中国を感じることができた」と話しています。
角田さんは「中国を自分の目で見て、空気を吸って、現地の人たちと話すことで、中国に対する印象が大きく変わりました。今後も言葉や文化を学び続けて、もっと深く中国を理解したい」と感想を語ってくれました。 本孔子学院では、山梨学院高等学校において約800名の生徒に対し週2回の中国語教育を実施しており、アジアの隣国である中国への理解を深める教育に力を入れています。今回の訪中は、まさにその実践の一環であり、若者たちの視野を広げる貴重な機会となりました。
今後も本孔子学院では、言語学習を通じて世界とつながり、異文化を理解し合う力を育む教育活動を積極的に展開してまいります。
文責:根岸深雪
写真提供: 中国外文局亚太传播中心
中国外文局アジア太平洋広報センター