第8回『CSC Life Skill Program』が開催されました(12月17日・火。メモリアルホール。主対象:全クラブの女子学生及び代表指導者)。
今回のテーマは、「女性アスリートのための医学」。
県内の産婦人科医師である平井聡美先生に、次の内容について、図や絵を用いてわかりやすくご説明いただきました。
自分の身体の理解、身体のささいな変化への注意、また悩んだときに専門家に相談すること等の大切さが伝えられました。

(内容)
・女性の身体の構造、エストロゲンの波(一生の周期、月周期)
・女性アスリートから相談を受ける「よくある悩み」(生理中及びその前後でのパフォーマンスへの影響、薬による月経移動、避妊のこと、[低用量]ピルの使用等)
・低エネルギーのこと、月経困難症、月経前症候群(PMS。情緒不安定、イライラ、不安、眠気等)、子宮内膜症、無月経のこと等
・体調変化の要因と解決方法
・子宮頸がん検診及びワクチンのこと
・身体の不調時や悩んだ時の相談先について

(「講演後のアンケート」から)
「女性アスリートの身体の悩みや問題についてわかりやすく聞くことができた。スライドや写真も多く、丁寧な説明で理解が深まりとても良かった。」
「普段、人に聞きづらく、相談し難い内容と感じていました。産婦人科の受診についても、とても躊躇(ちゅうちょ)していました。今後は、そうした内容についても、悩みをもった時にどうすればよいのかを知ることができ、とても安心することができました。」
「月経について、これまで十分に認識してなかったことを知ることができた。自分の体のことを知ることは、パフォーマンス発揮のためにはとても重要なことであり、しっかりと向き合うことが大事だと思った。人によっては月経で辛い思いをしている人がいる。そのことを知ることができたことも、今後、社会に出て人と接していくうえで大切になると感じた。」
「女性の身体の構造を理解することで、女子アスリートとのコミュニケーションの取り方も変わってくると思った。指導する側として、女性の身体に対する知識と理解をもっておくことの重要さを改めて認識した。」(男性指導者)

『Life Skill Program』 についてはこちら
 →アスリート支援 | 山梨学院大学 カレッジスポーツセンター (ygu.ac.jp)