動画で見るYGU

将来の夢に向かって積み重ねる充実の時間

空手の世界から食の大切さに気づいて

小学1年生の時に、私は兄と一緒に空手を習い始めました。それ以来、空手の奥深い世界に魅せられて稽古を続けています。空手は武道であり、礼儀を重んじるスポーツです。続けているおかげで、私自身は心が大きくなったと感じています。

ある時、スポーツをする人の体作りには食べる物がとても大切であることに気づき、その分野の勉強をしてみたいと思うようになりました。高校時代に、スポーツ栄養士という資格があること、その資格を取るためには管理栄養士の資格が必要であることを知りました。さらに調べていくと山梨学院大学が、山梨県内で唯一、管理栄養士の資格を取ることのできる大学であると知り、進学の目標が定まりました。

空手と学業の両立で得た自信

入学してみると、授業が少人数制であるために先生との距離が近いと感じます。学んでいる実感が得られるところが魅力です。また、実習系の授業には、必ず学部の卒業生でもある助手の先生がサポートに入ってくれるので質問したいことがあるときに、すぐに聞ける環境があり安心です。

日々学びを積み重ねている実感があります。また、授業では小さな単元が終わるごとにテストがあって、きちんと身についているかを振り返る機会になっています。

今までで一番印象深かったことは、2年生で行った初めての大量調理実習です。105食という大人数の食事調理を行うので、準備の段階からとても時間が必要でした。私自身の空手の世界大会の時期とちょうど重なり、1日が24時間では足りずに本当に大変でしたがそれを乗り越えたことで自信がつきました。今振り返るとその時期があったからこそ成長できているのだと思います。

スポーツをする子どもたちに伝えたいこと

空手の道場では、一緒に稽古をしている子どもたちに「運動の後にはこういう食べ物がいいよ」などと話しています。幼い子どもたちにも、今のうちから食の楽しさや、体を元気にしてくれる食べ物など、私からも伝えられることがあると思います。

子どもたちの体作りのために、食べることの大切さを伝える「食育」の仕事ができたらいいな、と思っています。

卒業時には国家資格取得 そしてその先の夢へ

3年生の春休みに2週間、オーストラリアへ留学をする予定です。オーストラリアは栄養学が日本より進んでいて、栄養専門の英語も必要になってくると思いますが、おくせずに楽しく学べたらいいな、と思っています。

また3年生になると実習が増えて、幼稚園や病院、保健所など実際の社会でどのように栄養学が役立つかを知ることができます。大学では地域の特産品を使った食品加工や食品開発なども行っていて、お菓子作りが好きな私にとっては楽しみです。

私の夢は、公認スポーツ栄養士になって活躍することです。その資格の獲得はとても“狭き門”なのですが、夢に向かって大学での学びを積み重ねながら、まずは卒業時に管理栄養士の国家試験に合格することを目標にがんばっています。

藤巻 美琴 さん

FUJIMAKI Mikoto

  • 健康栄養学部 管理栄養学科2年
  • (山梨県・市川高校出身)