「人生百年時代」の言葉が最近よく使われますが、この言葉を人口に膾炙させたのは、リンダ・グラットンらの著作『ライフ・シフト』(2016年)でした。グラットンらは単に人の寿命が延びたことを指摘したのではなく、そうなったときには、人の「生き方に変化が起きる」として、それがどのようになるかを説得的に論じたのです。
では、その生き方とは、どういうものでしょうか。それを彼女らは「エクスプローラー」(探検者)と呼んでいます。つまり、変化がきわめて激しい現代社会で人生が100年となれば、若い時に学んだことの果実だけでは、人生は幸せにはならない。たえず、未知との遭遇を楽しめるだけの気概とたえざる探求が必要だというのです。
大学院での学びは、まさにこの「探求」が中心です。探求では「問を学び(学問)、学識にもとづく一貫した方法で答える」ことを繰り返していきます。したがって、この姿勢を学べば、みなさんは、まさにエクスプローラーになれます。長い人生を快活に生きるために、学部以上の学びを求めて、大学院の門をぜひたたいてみてください。
政治学
憲法
経済学
財政学
国際関係論
経済学
租税法
マーケティング論
経営学
中国法
国際関係論
国際経済学