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山梨学院大学 教員プロフィール

法学部政治行政学科 教授

山内 幸雄(やまうち ゆきお)

山内 幸雄
担当科目
憲法
世界の憲法
専門演習Ⅰ
専門演習Ⅱ・Ⅲ(演習Ⅱ・Ⅲ)
憲法Ⅰ(基本原理) 憲法Ⅱ(基本的人権)
男女共同参画論
基礎演習クラス
消防・防災研究(総合科目)
講義日
火曜日、水曜日、金曜日
研究室
新12号館(大学校舎)2F
専門分野
憲法、男女共同参画法制論
最終学歴
近畿大学大学院法学研究科博士課程
取得学位
法学修士
主な所属学会
日本公法学会など

研究のヴィジョン

 今までは、オンブズマン制度や議会の国政調査権について、諸外国の例をもとに研究してきました。国民の政治参加を充実させ、民主主義をさらに発展させるための研究です。

 今は、この基本路線に立って、平等と個人の尊重を前提とする「男女共同参画と人権」を研究しています。この男女共同参画の研究はとても面白く、のめり込んでいます。なぜなら、「人間って何でしょう?」という自己存在の根本的な疑問まで行き着くからです。

 さらに具体的にいうと、①人格的存在の「人格」とは何か、②個人の尊重の中に「性」をどのように位置づければよいか、③男女平等における性差の問題、④個人と組織(とくに個人が活かされる組織及びマネージメント)、⑤手続き的正義における権威的決定の問題性、⑥新しいデモクラシー論の構築、などです。

主な研究業績

著書:

『日本国憲法講義』啓正社(共著) 、

『論文試験 憲法』学陽書房(共同執筆)、

『行政の透明性』第一法規(共同執筆)

『大津事件関係史料集』(上巻・下巻)(共同執筆) など

論文:

「男女共同参画社会基本法の解剖と推進課題」

「女性差別を巡る最近の法状況」

「男女共同参画基本法制と手続ルール」

「女性の発展と法識字」

「アメリカの国政調査権」

「フィンランドのオムブズマン制度」 など

教育のヴィジョン

 私の教育信条は、「どの子も伸びる」です。私の教育認識は、「人は伸びもすれば落ちもする」です。私は、一人一人の能力を信じていて、特にその人の将来の能力を信じています。すなわち、すでに能力として発揮している「いま目に見える」能力だけでなく、その人がこれから努力して向上発揮する「まだ目に見えない」能力を信じています。

 個人を信じ尊重するということはその人の能力発揮を信じ尊重するということであり、そのための努力を期待しているということです。

 だから、私は学生に努力を求めます。自分自身を向上させる努力を求めます。そして人間として「生きていく」こと、性を持つ存在として生きていくことの大切さとエネルギーとを求めます。教育者としての私は、学生一人一人に適した努力の種類・程度を指導します。

 世の中の出来事への関心もきわめて大切です。誰かがテレビ等で語ったり雑誌等で書いたりした考えに振り回されることなく、世の中の現象・事象を真に自分の頭で考えるためには、物事を見定める客観的で公平な物差しが必要で、その物差しにあたるのが、国家の最高法規であり人権保障の源である日本国憲法です。だから憲法学習を推進します。

主な教育・指導

 内閣総理大臣から最高裁判所裁判官をはじめすべての人が従わねばならない規範が憲法ですから、憲法という物差しを正確なものにするために、人権尊重という基盤に立って、詳細で正確な憲法学習を指導しています。

 社会問題に対する関心を呼び起こし、より多く思考してもらうために、私たちの身の回りに起こる時事的なニュースをできるだけ多く授業の中に取り入れ、それらを生きた教材として、憲法の視点から解説しています。「社会に生きる憲法」の学習です。

 私たちは自分が生きている世の中をより正確に認識できてこそ、「人間として生き」「自分らしい人生をおくる」ことができるわけですから、つねに個人の意義や人間の生き方を関連させながら思考させる工夫をしています。男女共同参画論もこの延長線上にあります。

 ゼミでは、ゼミ発表にとどまらず、一歩進めてさらに難しい全員参加型のワークショップの開催を指導しています。自己訓練プログラムも独自に考案しました。大学祭では3グループがワークショップを開きましたし、特にその中の一つは好評で、学外の山梨県立男女共同参画推進センターでも強い要望があって開催しました。

社会活動のヴィジョン

 最近では、男女共同参画の視点から、少子高齢など様々な現代社会の課題への解決策や男女という性を持った「人間」そのものの探求に関心を持っています。

 私は、人間というのはどの人も必ず各人各様の能力を持っている、と信じています。それらの能力を活かすも殺すも、①自分自身と、②社会とにかかっています。男女共同参画はそんな能力を、したがってその人らしい価値を信じ、尊重し、発揮させていくものです。だから私は男女共同参画を推進しています。男女共同参画を阻むものは、①ジェンダーなどによる差別、②人の意見・意志を聞き入れたり確認したりしない権威的な決定手続き、などです。

 私は、日本国憲法の「個人の尊重」(13条)や「男女平等」(14条)などの人権尊重の立場に立って男女共同参画を推進することで、多くの人にとってさらに住みやすい社会をつくって行こうと努力しています。

 多くの人たちと力を合わせ、男女が互いに人間としてその能力を発揮することが出来る社会、その人の努力が公平に評価される社会、したがって、一人一人が「生きていて良かった」と実感できる社会をつくって行きたいのです。

 そのため、①日本国憲法の人権保障が私たちの暮らしの中で具体的に花開くこと、②男女共同参画「社会」づくりだけではなく活き活きとした「人づくり」、をめざします。

 私の役割の中心は、男女共同参画を阻むもの(「阻害要因」)を解消しようとして、男女共同参画プラン・条例づくりに励む人その他男女共同参画を推進する人々への「理論的サポート」にあると考えています。

主な学内活動・社会活動

◆男女共同参画社会基本法が制定されていない時期から、男女平等基本憲章(条例)モデル案を作成して、条例づくりの必要性を説いて回ってきました。今は、多くの市町村で、条例づくりを指導し、個人が生き生きできるための自分づくりや社会づくりの方法を指導しています。

 講演活動も積極的に行っていて、わたしたちの生活の中に、できるだけ憲法の人権保障が浸透し実現するように、啓蒙して回っています。また、多くの市町村の男女共同参画プラン策定・推進の顧問・相談役・助言者として活動しています。

◆山梨県女性いきいきプラン推進懇話会 座長

 条例制定を要請した「県ヒューマンプラン21推進提言書」を知事に提出

 「男女差別及び不当取扱いの事例集」作成。

 「男女平等基本憲章(条例)モデル案」作成。

 山梨県 男女共同参画センター運営協議会 委員

  同県 女性リーダー養成海外研修アドバイザー

 市町村の男女共同参画推進条例策定委員長、同アドバイザー

  同 男女共同参画プラン推進委員会 顧問・アドバイザー

  同 男女共同参画プラン策定委員会 アドバイザー

  同 男女共同参画審議会会長

  同 情報公開審査会会長       など