3月4日に甲府市が開催した甲府市食品リスクコミュニケーター養成講座修了生に対して、フォローアップ講座の講師を山梨学院大学健康栄養学部の宮田恵多准教授が務めました。
甲府市では、地域住民が食品のリスクや管理の方法について科学的根拠に基づいた正しい知識を取得することを目的に、甲府市食品リスクコミュニケーター養成講座を、山梨学院大学、山梨学院短期大学、消費者庁、内閣府食品安全委員会事務局と共催で開催しています。
宮田准教授は、「意外と知らない遺伝子組み換え食品」という題で、遺伝子組み換え食品やその表示について話をしました。遺伝子組み換え食品とは作物が本来持っていない遺伝子が挿入れているもので、日本では安全性が確認された大豆、とうもろこし、ばれいしょ、なたね、綿実、アルファルファ、てん菜、パパイヤ、からしなの9種類およびそれらを用いて製造された加工品33種類の流通が認められています。
一般消費者の方々にとって「遺伝子」や「表示ルール」などを理解することは難しい点も多くありますが、勉強会などを定期的に開催し、コミュニケーションを継続していくことで理解につながります。
今後も山梨学院大学健康栄養学部では地域の方々と連携し、地域活性化に寄与していきます。