教学構想と3つの重点領域

2026年4月
山梨学院大学学長 青山貴子

教学構想

 山梨学院大学は、建学時より未来を見据えた学園づくりに挑戦してきました。現在、大学の教育理念として「広い国際的視野を持ち、実践的な知識と技能を備え、創造力と行動力を発揮して、理想の未来を創る人材を育成する」ことを目的としています。そして、「たくましく生きる力」を育成することを教育目標としています。

 ここでいう「たくましく生きる力」について、本学では、将来の予測が困難とされる現代社会において、さまざまな変化を受け入れる力、みずから目標を設定し達成への努力を継続できる力、人生において出会う困難を自身の成長の機会にする力、を指しています。

 本学では、学生一人ひとりの「たくましく生きる力」を伸ばすために、2つのビジョンを掲げてきました。ひとつは、「Critical Thinking & Creative Actionを実践して、常に進化・発展し続ける大学となる」こと、もうひとつは、「Diversity & Inclusion を推進するとともに、国際共修の理念を理解し、実践する大学となる」ことです。2024年度には、この2つのビジョンを引き継ぐ形で3つの重点領域を公表し、2025年度には、「教育」「スポーツ」「国際」の3つの軸を明確にするとともに、受け入れ学生の適切な理解に基づいて、最適なカリキュラムの提供とニーズに応じた学生支援を適時に行えるよう、3つの重点領域を再整備いたしました。

 2026年度は、「教育」「スポーツ」「国際」の3つの重点領域を基盤として、本学の特色と強みを一層高めながら、学生一人ひとりに寄り添った教育・支援体制を推進し、社会に貢献する人材の育成に取り組みます。

3つの重点領域

Ⅰ 学修者本位の教育実践

「学修者本位」に基づき、社会の変化や時代のニーズに即した教育を目指す。

カリキュラム運営

①「たくましく生きる力」を育む教育
・生成AIの普及に対応した授業設計の推進
・学外連携による実践的学びの推進、外部に開かれた学修成果の報告(演習科目)
・大学生活への円滑な順応、基礎的学修スキルの修得(初年次科目)
・「基礎的学修スキル」の活用、反転授業の推進(講義系科目)

②教育の質保証
・授業観察の継続実施およびヒアリングを通じた授業改善の推進
・FD活動等を通じた授業改善の推進

③カリキュラムの効果的・効率的な運営
・105分13週授業の安定運営

総合的な学生支援

①個別ニーズに応じた学生支援
・サポートデスクの実施
・留学生の適切な在籍に向けた学修・生活支援(履修・出欠・成績)
・スポーツ学生へのSSAを通じた学修支援
・障がい学生への合理的配慮
・心理的課題を抱える学生への早期対応・継続的支援体制の整備

②就職支援
・教職協働による運営の継続、受入企業の精査と質的向上
 (インターンシップ授業)
・公務員キャリア相談によるニーズ把握、公務員ゼミによる少人数教育
 (公務員ゼミ)
・OB・OGとの繋がり強化

③「挑戦する学生」を支援する制度の充実
・新学生チャレンジ制度の充実
・表彰・奨学金・各種学生支援制度の見直し

Ⅱ 国際性豊かな大学づくり

 「30プロジェクト」の実現を目指して留学生の受け入れを拡充するとともに、国際交流事業を推進する。

多様な学生の受け入れ

・入試募集戦略に応じた受け入れ体制の整備
・多様な学生の受入れに対応した科目編成
・初年次演習クラスにおける細やかな学修支援・相談

国際交流事業の展開

・海外研修・国際交流プログラム等への参加促進
・国際共同研究センターにおける学術研究交流

Ⅲ カレッジスポーツの振興

 世界で活躍するトップアスリートを育成するとともに、スポーツを通じたアスリート学生の全人的な人間形成を目指す。

競技パフォーマンスの向上

・スポーツ環境の整備
・各実験室の活用
・競技パフォーマンスやアスリート学生の指導に関する勉強会の実施

スポーツを通じた人間力の育成

・アスリート留学生向けの3・4年次演習科目の設置
・ライフスキルプログラムの継続
・学内全体での応援文化の醸成(応援ツアーの拡充)