健康栄養学部では、12月18日に基礎演習Ⅱ(1年生)の授業で進めていた「食と健康にかかわる課題の実態調査」の報告会を開催しました。
山梨県や長野県の特産品、郷土料理の紹介、大学生の食事の現状と課題、お米の魅力発信など、12グループが各テーマのもと調査した結果をスライドにまとめ、発表を行いました。
開会に先立ち、学生代表の長坂さんから、「アンケート結果や集めた資料から自分たちなりの解釈や考察を生み出すこと、また、必要とする正確な情報を集めることに苦労しましたが、その中で得た学びを皆様にお伝えできることを大変嬉しく思っています。これまで取り組んできた活動や成果を振り返り、今後の取り組みに活かしていきたいと思います」と挨拶がありました。

各テーマは以下のとおりです。

1. 山梨県の子ども食堂の実態と課題
2. 間食の役割
3. 子どもたちの食を守るために給食改善と米の魅力再発見
4. 大学生の栄養バランスの向上を目指して
5. 防災につながる日常食
6. 傷んだ果物をリニューアルさせフードロス削減?!
7. 粉食の現状と課題の解決
8. 迫りくるプロテインクライシスとプラントベース食品の可能性
9. 郷土料理を身近にしよう!
10. 山梨県・長野県の長寿の秘訣
11. 山梨県産干し柿の魅力を発信したい! ~栄養素とアレンジレシピ~
12. 山梨学院大学生への減塩の提案

また、子ども食堂について調査を進めていたグループの活動が韮崎ジャーナルの中で紹介されました(第117号、2025.12.5記事)。
本グループは、子ども食堂について現状を調べる中で、運営側の方から「お弁当を作ってくれないか」との提案を受け、「大学で学んだ知識を生かせるなら是非」と引き受けました。その後メニューの試作を重ね、11月18日に韮崎市民交流センターニコリで開かれた「にららん子ども食堂」において自分たちの考案した手作り弁当を振舞いました。
活動に参加した学生らは、「お弁当を受け取ってくれた方から『ありがとう』と言ってもらえてうれしかった」、「また長期休みを利用して手伝いたい」と話しました。