トップページ > 研究科長挨拶

大学キャンパスでの勉強について、それが学部であっても大学院であっても、しばしば「学修」という字が当てられます。しかし、どんな学問分野であっても、学部課程で学び修めるのは容易なことではありません。学部3年が終わらないうちに「就活」に追われるのですからそんな余裕もないのが実状でしょう。
みずから学び修める感覚を身につけるには、やはり大学院への進学を考えていただきたい。これがわたしの持論です。学部課程をみっちりと学び、基礎学力をつけて大学院に進み、まずは修士課程で数万字の修士論文に取り組むことが、その後の充実した人生をおくるうえで非常に大きな意義をもつことになるはずです。もちろん各自の進路開発をおろそかにすることはできません。修論の作成による修士学位の取得と進路開発の双方を実現することが求められます。「二兎を追う者は一兎をも得ず」などと言われますが、それにあえて逆らって、二兎をともにゲットしてほしいのです。
いわゆる成熟社会においては、生涯「学修」の場と機会がふんだんに整えられなければなりません。大学院もその一環をなすように求められており、夜間のクラスを原則とする本研究科はそれにふさわしい条件を整えています。各分野の実務に就きながら学修意欲をもつ実務界の方々も、これからますます重要になる地方議会やNPOや各種の市民活動への進出を考えている方々も、積極的に志望していただきたいと思います。
学部課程からの新卒者、既卒者はもとより、社会人、家庭人、さらに外国からの留学生を加えて、広範な社会科学分野での知的刺激に富んだ自由闊達な議論を交わしあい、それを通じて、「個性派私学の雄」たらんとする本学のキャンパスに、独自の魅力ある知的空間を創り出すこと、それが私ども教員スタッフ全員の念じているところです。







