❖ どんな学年? ❖「それぞれ個性が強く、ミーティングを開くと必ず意見してくれる人がいる。その場で何でも言い合い、ミーティングを終わってから愚痴を言う人がいない。意見を戦わせた後も、変わりなく接し合える学年でした。この4年生なら勝てるんじゃないかと、下級生の時から思っていました」❖ 成長のポイント ❖6木山達哉 ■✿1区8位の絶好スタート✿卒業時10000m28分36秒42石部夏希 ■Before☞【入学前】1500m県8位/5000m14分39秒「12月に条件に恵まれ14分39秒を出す以前は14分55秒。どの大学にも断られ、拾ってくれた山梨学院大に感謝です」Begin☞【1年】「メンバー入りへ意気込みましたが現実的には練習についていくのに精いっぱい。入学早々にケガ」Wake☞【1年】「3月の寮内合宿でケガをせずに練習ができて『走れているな』と手応え」Growth☞【2年】「2年夏の合宿をなぜたパーフェクトにでき、初めて箱根駅伝が見えた瞬間でした。ただ練習の疲れが抜けずレースでの結果が出なかった。ケガもしました」Chance☞【3年・メンバー入り】「3年目の練習はほぼ満点。ケガ予防への意識が上がり、やれることは全部やったと思う。1、2年時に比べ身体もできてきて、練習での余裕度が違いました」Success☞【4年】✿7区山梨学院新記録✿卒業時10000m29分08秒64 1年時に予選落ちを経験し、チーム成績のV字回復と共に歩んできた4年生。地道に取り組み、時間をかけて這い上がってきた男たちがチームの中心になっていった。木山達哉と篠原楓は前回大会までの活躍をさらに上回る快走。石部夏希と伊東大暉は前回の借りを返し、ムルアは雌伏の昨年度を乗り越え初の本戦で輝いた。最終学年の箱根駅伝で好走した選手たちの成長の軌跡を追う。伊東(主将)木山達「継続です。4年間を通じて大きなケガをすることなく、練習を継続してきました」石部「食事と睡眠です。よく食べ、よく寝て、大学入学後も身長が6cmくらい伸びました」篠原「少しずつ進んできた4年ですが、2年時2月の合宿でほぼ100%の練習ができ、次のレースで自分の走りを取り戻したことがポイントでした」伊東「今すぐ走りたい気持ちを抑え、飯島監督の練習を心置きなく完全にできるよう、手術を選択したことは間違っていなかったです」「夏合宿をすごくがんばりました。今季は後半に失速することが多く課題でしたが、その克服方法は日々の継続しかなかった」「箱根の借り(3年時の区間最下位)は箱根でしか返せない。3年から4年へかけては練習の質が上がりました」Before☞【入学前】1500mでインターハイ出場/5000m14分42秒Begin☞【1年】「練習はずっと継続できていましたが、練習でがんばり過ぎて、レース等にコンディションを合わせられなかった。しかしこのがんばりがいつか結果につながると思い、焦らず地道に続けました」Wake☞【2年・本戦出走】「予選会前に体調が落ちメンバー漏れ。それが悔しくて、本戦前はポイント練習を引っ張るなど意識を変えて取り組みました」Growth☞【3年・エースに成長】「関東インカレ10000m(初の28分台)が自分の殻を破った時でした。がんばって練習してきて、継続してきたからこそ、成果が少しずつ表れてきたと思います。(予選会等の快走は)松倉(唯斗)さんがいる安心感が大きかったです」Success☞【4年】努力継続大器晩成成長記録快走生んだ4年生たちの歩み快走生んだ4年生たちの歩み
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