山梨学院デジタルブック::山梨学院中学校学校案内
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Yamanashi Gakuin Junior High School数学はこれまで計算力や問いに対する正確な解答に重きが置かれてきました。高校や大学の入学試験で、スピードと正確性が問われてきたことがあるからでしょう。中学校では計算力や正確な解答に加えて、なぜそうなるかを問い、考えることも重要なのです。思考する力はトレーニングで身につけられるもので、力がつくと、考えること自体が楽しいと思えてきます。そして思考する力は、数学だけでなくすべての教科に通じるものでもあるのです。ゆっくりと時間をかけて、“考える時間を持つ楽しさ”を体験してもらいたいと思います。数学科主任 篠原章郎1. 高校1年生の内容を先取り学習します。2. 中学校卒業までに数学検定準2級取得をめざします。3. 大学受験につながる幅広い計算スキルを身につけます。4. 数学的な考え方や根拠に基づいて物事を考える力を伸ばします。15Mathematicsエンドポイント数学の本質である「論理的な思考力」と大学受験を見すえた「幅広い計算スキル」を習得します数学的な美しさを追求し論理的な思考力を身につける数学で大切なのは「幅広い計算スキル」と「論理的な思考力」です。計算力は毎日のトレーニングで、スピードと正確性を向上することができます。論理的な思考力は、「どうしてその答えになるのか?を考える習慣」をつけることがポイント。たとえば思考力検定では、論理的な段取りが整合していないと合格には及びません。それは言い換えれば、数学的に美しいことであり、パズルを解く楽しさに通じるものがあるでしょう。計算が正確に素早くできるという力に加え、問題の性質を分析し、どう対応すれば解決するのかを見通していく数学的な思考力を身に付けていきます。個々の進度・理解度に合わせて効果的に学習大学受験を見すえて高校の授業を先取りしたカリキュラムを編成するとともに、習熟度・理解度に応じたクラス分けで一人ひとりに最適な学習を実施。学習単元ごとに到達度評価テストを行い、理解度の確認や不明点の洗い出しをして知識の定着を図ります。「今わからないこと」をそのままにせず、何をクリアすべきかを明らかにしてしっかりと解決して帰るのが理想です。さらに、能力や進度、理解度に合わせZ会のテキストを導入。添削問題を解き、返却された答案を納得するまで再検討します。個々の理解度に合わせて数学

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