山梨学院デジタルパンフレット::短期大学ガイドブック
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学食とのコラボハンドボール保育科1年 大村 日歌里 さん山梨県・日川高等学校出身芦澤:開発途上国の飢餓と先進国の肥満などの解消を同時にめざす「TFT(TABLE FOR TWO)」という運動があり、私たちはその一環として学食との協働でメニューを考案。その売り上げの一部を寄付するという取り組みを行いました。期間は5日間。それに合わせて「世界5大料理」をテーマにし、イタリアの「ペスカトーレ」とフランスの「リンゴのキャラメリゼガレット」を担当しました。近藤:大変だったのは試作です。味がなかなか決まらず苦労しました。また学食のスタッフの方との打ち合せでは、提案した食材と予算の兼ね合いや、提供する値段など、ふだんは考えたこともない学食の裏側や、現場の方々の葛藤や工夫を知ることができました。芦澤:私はポスターやPOPの作成も担当。色鉛筆で温かみのある雰囲気を出したくて、何度も描き直しました。近藤:芦澤さんが私のイメージや考えをきちんと言葉や形にしてくれたんです。本当に助かりました。芦澤:食べにきてくれた友人が「おいしい」と言ってくれたのが、いちばん嬉しかったですね。食を提供する責任の重さも実感しました。これから近藤さんと二人で卒業論文にまとめていきますが、2年間の学生生活の中でも、とても大変貴重な経験になりました。小学生の時にはじめたハンドボールが楽しくてすぐに夢中になり、中学も高校もハンドボールの強豪校を選んで入学しました。激しい接触プレーがあり、怪我のリスクも多いハードなスポーツですが、シュートが決まった時の爽快感や、チームでボールをつないでいく連帯感はハンドボールならではの魅力です。高校卒業後の進路については悩みましたが、ハンドボール以外の知識や経験を広げたいと、山梨学院短期大学に進学しました。めざしているのは保育士です。母も山梨学院短期大学の卒業生で、現在も保育士として働く姿を間近で見て大きな影響を受けたように思います。授業では「発達心理学」の授業が興味深く、子どもたちの行動には必ず意味があることを学びました。1年次から実習もあり、授業で学んだ言葉かけなどを実践しています。大好きなハンドボールは現在も高校のOBチームで活動を続け、授業を終えた後には練習に参加しています。もはやハンドボールのない生活は考えられないほどですが、ハンドボールに真剣に取り組んだことで、体力や精神力が鍛えられ、辛抱強くもなりました。私がハンドボールに夢中になっていろいろなことを学べたように、将来は、子どもたちが夢中になれることを見つけるお手伝いをし、全力で応援できるような保育士になりたいと考えています。47何かに夢中になることの楽しさと喜びを子どもたちにも伝え応援していきたい「おいしい」と喜んでもらえるうれしさと食を提供する責任の重さを実感しました食物栄養科(栄養士コース)2年 芦澤 菜乃巴 さん山梨県・甲府商業高等学校出身食物栄養科(栄養士コース)2年 近藤 里彩 さん山梨県・市川高等学校出身

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