樹徳観の大意青年に望む 樹徳観は、本学「建学の精神」の背景となった思想である。徳は沢山の善が集まったものであります。善を基礎とし主義としたものでなければ、その真理に達することはできません。沢山の理、色々の原理や原則について考えてみると、其の本である善は真理を基礎とするものです。真理にかなっていなければ沢山の理、色々の原理、原則の奥義に到達することはできません。善が集まって徳となります。道は至って徳と成ります。正しいことを実行することは徳であります。徳を樹つることが、人生に於いても、国に於いても、世界に於いても、宇宙に於いても共通の大切な真理であります。一、青年よ 読書に励み己を磨け一、青年よ 未来に備え体をつくれ一、青年よ 歴史を学び知識をひらけ一、青年よ 世界を知って大志を抱け山梨学院創立者 故 古 屋 眞 一― 11 ― 樹 徳 観
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