山梨学院デジタルパンフレット::広報誌α第28号
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6たブドウでワインを醸造し、ラベルに学生がデザインした郡内織物をあしらい、商品化されることが決定。6月2日に成果報告会が行われた。報告会では、実際に市販されるワインがお披露目され、学生や企業関係者がこれまでの苦労や成果、感想を寄せた。デザインが商品化ラベルに選ばれた鐘煜権さんは「若い人にはシンプルなデザインが好まれると思ったので、シンプルさを意識してデザインしました」と話し、内田朱夏さんは「かしこまった場面ではなく、にこやかに飲んでもらえるようなものをデザインしました。このワインを通じ、山梨のいろいろな地域の産業を知ってもらえたらうれしく思います」と語った。経営学部産学連携プロジェクト郡内織物をワインラベルとして使用し商品化大学経営学部では、2年生が履修する「専門演習入門」において学生が地域社会と連携し、地域や産業を知りながら、地域の経営について学ぶ課題解決型の授業を展開。2021年度は12のテーマを設け開講され、そのうちの一つにワイナリーや織物業者などと連携し、地場産業の今後の在り方について考え、新規提案する企画があった。学生はブドウ栽培や収穫、醸造現場見学等の実体験を通じてワイナリー業界について探究するとともに、郡内織物「ふじやま織」のB反(正規品外の生地)に着目し、ワインラベルへと生まれ変わらせ織物の認知度向上、若者へのワインの訴求による地域経済の活性化につなげるプランを提案。地元企業などの協力により、学生が実習した圃場で収穫し中学校・オータムフェスティバル2022全校生徒が学年の枠を超え課題探究中学校の「オータムプロジェクト」が10月11日から約2週間かけて行われた。中学校では、教科の学習と並行して学びの大きな柱となる「プロジェクト」という探究型学習を取り入れている。クラス活動(合唱)に加え、全校生徒が参加し、グループでプロジェクトを実施。最終日10月23日の「輝学祭」での発表に向け、互いに意見を出し、協力しながら課題製作や芸術活動が進められた。甲府市食品リスクコミュニケーター養成講座食品安全や食品リスクについて学び地域に還元大学・短期大学が甲府市などと食品リスクコミュニケーター養成講座を開講。全13回の日程で開かれ11月30日に修了式が行われた。12月2日には、修了生が大学健康栄養学部宮田恵多准教授によるノロウイルス感染予防の説明を受け、同月7日に南アルプス市の地域子育てセンター“蔵 ku-ra”で感染拡大防止の学習会を開いた。学習会には、地域の親子8組が参加。宮田准教授が紙芝居を使ってノロウイルスについての知識を深め、修了生とともに親子に正しい手洗い方法などをレクチャーした。学術・文化・行事

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