山梨学院デジタルパンフレット::広報誌α第28号
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1第95回記念選抜高等学校野球大会が3月18日に開幕し、山梨学院高は開幕試合で宮城・東北高と対戦した。山学は5回裏、4番・岳原陵河選手が四球と二盗で好機を作り、5番・進藤天主将が左前適時打で先制。続く佐仲大輝選手の適時二塁打で追加点を奪い2対0とリードした。4回表に1点を返されるも、その裏打線が1点を追加し、先発・林謙吾投手を援護。その後は追加点を与えず3対1で初戦を4年ぶりに突破した。続く2回戦は富山・氷見高と対戦し、2回に逆転するとその後得点を重ね、4対1で勝利し、学校初の甲子園2勝の壁を突破。3回戦以降は破竹の勢いで白星を重ね、山梨県勢初の甲子園決勝に進出。4月1日の決勝では、兵庫・報徳学園高と対戦。試合は4回表、報徳に2点の先制を許したものの、山学は5回裏、四球と8番・先発林投手の左翼フェンス直撃の二塁打を足掛かりに打線が爆発。9番・伊藤光輝選手の同点打、2番・星野泰輝選手が逆転打、5番・佐仲選手の左翼席への2点本塁打でこの回一挙7点を奪取。この日、一塁側アルプススタンドに陣取った約1,000人の大応援団は初回から山学ナイン一人ひとりの応援曲とともに熱い声援を送り、選手を鼓舞し続けた。さらに高校内ではパブリックビューイングも行われ、約100人の生徒が山梨からエールを送った。林投手は6連続先発の疲れを感じさせぬ熱投で相手強力打線を抑え、最後の打者を中飛に打ち取り7対3で完投。県勢として初めて紫紺の大優勝旗を手にした山学ナインは甲子園球場を1周し、優勝の栄に浴した。4月10日には全校生徒を前に優勝報告会を行い、臨席した樋口雄一甲府市長から市長特別賞と次世代甲府大使認定証が贈られた。さらに、翌11日には山梨県庁で優勝報告会が行われ、長崎幸太郎知事から新たに創設されたやまなし文化・スポーツ栄誉賞が授与され、集まった大勢の県民から温かい祝福を受けた。山梨学院高悲願の初優勝 ~紫紺の大優勝旗が山梨に~選抜甲子園 2年連続 6回目の挑戦

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