4学術・文化・行事難民高等教育プログラム協定書調印式日本在住の難民の方に高等教育の機会を提供大学とUNHCR駐日事務所、国連UNHCR協会は3月17日、「RHEP(難民高等教育プログラム)」の協定を締結した。RHEPは社会的経済的な理由から日本の大学に通い学ぶことが困難な日本在住の難民の人たちに質の高い高等教育を提供するプログラム。本学は13大学目で2023年度から受け入れを実施する。古屋光司学長は「本学の学生が難民の学生と共に学習することで自分が知らなかった難民が起きる背景を知るきっかけができるというのが非常に大きい。難民問題を深く理解することで、今自分は何に関心を持って何をして社会に貢献したいかを気付くきっかけが増え、Diversity Campusの構築につながり、より学生の成長が促進されるキャンパスになると思います」と挨拶。UNHCRのカレン・ファルカス駐日代表は「難民の背景になっている人が日本語で勉強することが時には不利になり、ここでは日本語に加えて英語でプログラムを受けられるというのは非常に役に立ちます。山梨学院が掲げているDiversity & Inclusionという思想に関連してこのRHEPに参加することが一つの大きなメッセージであると捉えています。今、紛争が起きていますが争いではなくて外交や対話を通じて互いに理解し合える世界になることが理想です」と意義を語った。孔子学院「変面」公演無形文化遺産の秘技に驚嘆孔子学院は11月16日、中国国家級無形文化財「変面」の芸術鑑賞会を小学校と高校で行った。「変面」とは変面師が手や衣装、扇子などで顔を隠した瞬間にお面が変幻自在に変わる伝統芸術で、お面を変える方法は国家機密の「秘技」とされている。小学校では午前の中休み時間にサプライズとして2人の変面師が児童の前に登場。次々とお面を変えていくその妙技に子どもたちは目を見張り、感嘆の声を上げていた。高校では「変面芸術鑑賞会」を行い、「変面」公演に続いて古典演劇「京劇」の歴史や特徴、観劇のポイントなどを紹介した。小学校「カルチャーフェスティバル」プロジェクトの成果を保護者に発表小学校で取り組んでいる「課題探究型プログラム」の発表会、「カルチャーフェスティバル」が6月12日に開催された。興味・関心を抱いた文化的・芸術的活動について探究活動するもので「人は、さまざまな表現方法をすることができる」をコンセプトに、1年生から6年生の児童がそれぞれ学年テーマを設け、取り組んだ。2年生は絵本「はらぺこあおむし」の“続きの物語”をモノクロームの世界からそこに色を付けて生まれる美しい造形空間を表現。4年生は人形操作・背景・ナレーション、合奏などすべてを手掛けた「影絵劇」、6年生は山梨の伝統工芸品を肌で感じて体験製作した作品「YAMANASHI JAPAN」を展示解説した。
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