山梨学院デジタルパンフレット::広報誌α第26号
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3412561第99回全国高校サッカー選手権が12月31日に開幕し、山梨学院高が激闘を制し、11年ぶりの栄冠を勝ち取った。3年ぶり7回目の選手権出場の山学は初戦を米子北高(鳥取県代表)に1対0、2回戦で鹿島学園高(茨城県代表)に1対0といずれも1点差の拮抗した試合を勝ち切り、3回戦に進出。3回戦では激戦の静岡大会を勝ち抜いた藤枝明誠高と対戦し、PK戦サドンデスの末に勝利を収めた。続く準々決勝では、Jリーグ内定選手4人を擁する昌平高(埼玉県代表)と対戦し、ハードワークとハイプレッシャーで相手を圧倒し、1対0と競り勝った。準々決勝までは、学校関係者に限りスタンド観戦が認められていたが、大会期間中に緊急事態宣言が発出され、準決勝からは無観客で試合が行われ、登録外の部員や生徒代表はパブリックビューイング(PV)で戦況を見守った。準決勝では、帝京長岡高(新潟県代表)と対戦。山学が先制し、リードしたものの終盤追いつかれ、2対2からPK戦を制する薄氷を踏む勝利で11大会ぶりの決勝に進出した。決勝の相手は11年前の初優勝時と同じ青森山田高(青森県代表)。試合は、立ち上がりから青森山田が押し気味に試合を進めたが、前半12分、MF廣澤灯喜選手のミドルシュートで山学が先制。11年前を彷彿とさせるゴールでPV会場は歓喜に沸いた。1対0で折り返した後半は、青森山田がさらに攻勢を強め、12分にセットプレーの混戦から同点に追いつくと18分には、右サイドを崩し青森山田が逆転。一方の山学は、33分にFW野田武瑠選手のゴールで試合を振り出しに戻す。試合は延長戦に突入したが、両校決定機を活かせず、勝負の行方はPK戦に。山学は守護神・熊倉匠主将が魂のセーブでPK戦を4対2で制し、第88回大会以来2回目の選手権制覇、3回目の日本一に輝いた。Photo①②③④⑤⑥:ⓒ山梨日日新聞社激闘を制し、11年ぶりの栄冠第99回全国高校サッカー選手権優勝

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