2020年9月よりweb月刊陸上競技にてコラムを連載させていただいております。
タイトルは「雲外蒼天」。文字通り意味は、「雲を突き抜けたその先には、青空が広がっている」ということであり、転じて「努力して苦しみを乗り越えれば、すばらしい世界が待っている」といったことを指して使われています。
スポーツの世界において、ただ単に努力が報われるという言葉のみでは成就しないことは承知しています。その努力には継続と工夫が必要であり、工夫には知識と経験がなくてはならないことでしょう。
さらには気付きの感性や、励ましや支えてくれる“お陰様”の気持ちをいかに醸成するかにもかかっていると感じています。
そのようなことを踏まえ、これまでの経験や感じたこと、様々な出会いによって心に描かれた心象風景をコラムに綴りたいと思います。
2020年9月から2022年2月までの連載URLを以下に掲載いたします。お時間の許すときにご一読願えれば幸いです。
2022年
第18回「アスリートの放つ言葉の力~松田瑞生選手、ルイス、冬季オリンピアンらに学ぶ~」
第17回「「白バイ先導と箱根駅伝~大会を支え続けてきた警察官の皆様に敬意を込めて ~」
2021年
第16回「年の瀬を越え、いざ箱根駅伝!~監督の“みる”力とは ~」
第15回「箱根駅伝シンポジウム~箱根から世界へ~ 駅伝の『伝』の意味を見つめ直してみた」
第14回「歴史と伝統の継承~箱根駅伝予選会の激戦を振り返って~」
第13回「パラアスリートたちが限界に挑んだ13日間のドラマ~ガイドランナー・山領駿さんが振り返るTOKYO2020~」
第12回「競歩愛に満ちたTV解説とその背景~オリンピック競歩解説者・柳沢哲~」
第11回「多様性と調和~日本国籍を取得した2人のアスリートの話~」
第10回「『Hakuna
Matata!』留学生を35年間支え続けてきた松本公夫さん~『おかげさま』の気持ちを込めて紹介したい人~」
第9回「歴史と伝統、そして未来に向かって~第100回関東インカレを振り返って思う事~」
第8回「サテンでレスカ~名作マジックランナーとともに回想~」
第7回「オツオリを偲び、時の軌跡を追う1985~2021」
第6回「駅伝からマラソンへ~服部勇馬選手・酒井俊幸監督・佐藤敏信監督が語るマラソンへの道~」
第5回「New Normal」に果たすスポーツの力~第97回箱根駅伝に思う~
2020年
年末特別寄稿「黄色きウェアーでランナーに背を向けて立つ君たちへ~」
第4回「『鬼滅の刃』と心象風景の共有~そして箱根駅伝~」
第3回「浮遊する言葉~自粛~」
第2回「With CORONAに思う~共創なればこその競争~」
第1回「する・見る・支える withコロナ」
2019年以前
上田誠仁コラム
上田誠仁 Ueda
Masahito/1959年生まれ、香川県出身。山梨学院大学スポーツ科学部スポーツ科学科教授。順天堂大学時代に3年連続で箱根駅伝の5区を担い、2年時と3年時に区間賞を獲得。2度の総合優勝に貢献した。卒業後は地元・香川県内の中学・高校教諭を歴任。中学教諭時代の1983年には日本選手権5000mで2位と好成績を収めている。85年に山梨学院大学の陸上競技部監督へ就任し、92年には創部7年、出場6回目にして箱根駅伝総合優勝を達成。以降、出雲駅伝5連覇、箱根総合優勝3回など輝かしい実績を誇るほか、中村祐二や尾方剛、大崎悟史、井上大仁など、のちにマラソンで世界へ羽ばたく選手を多数育成している。