山梨学院大学スポーツ科学部

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メッセージ

樋川歩実さん
挑戦できる環境、支えてくれる教員、夢が目標になる

山梨県・都留高等学校出身

樋川 歩実さん

学生トレーナーとして水泳部に参加
人前で指導する経験を積む

 子どものころから水泳を習っていて、プール脇で活躍するインストラクターの姿にあこがれていました。自分も将来は人前で運動指導をしたいと思い、まずは健康運動指導士の資格をとるために大学を探しました。山梨学院大学に決めたのは、自宅から通えることと、他大学と比べカリキュラムに遜色がなかったからです。
 入学して驚いたのは、先生方や先輩との距離の近さです。実習を通して多くの先輩たちとも顔見知りになるので、学部全体が暖かい雰囲気でした。
 1年次から岸先生の主催するトレーナー育成の勉強会に参加していたのですが、2年次になるとその活動が「学生アスレティックトレーナー部」として発展。10月からはアスレティックトレーナー部の活動として水泳部に派遣され、2時間の陸上トレーニングメニューの指導とマッサージを担当しました。この経験のおかげで、人前に立って指導する大変さや、怪我に対して臨機応変に対応する大切さを学びました。大会で好成績を収めた水泳部員から「ケアのおかげです」などと声をかけてもらえると本当に嬉しく、やってよかったと、感激しました。

スタジオでのフィットネスレッスンの夢のため
指導力やメニューの構成力を身につける

 3年次の授業では「野外活動教育論」が印象的でした。小・中学生の野外活動の授業の意義のほか、教員側に求められる心構えや準備の重要性を一から学べました。加えて、怪我の危険性や保護者への理解促進など、現状の課題も含めて理解を深めることができました。
 グループに分かれて障がい者向けの40分の運動メニューを考える、全15回の実習もありました。私のグループは腕が不自由な人と健常者が一緒にできる「キックドッジボール」を考案。健常者は上半身を使わないというハンデをつけました。ところが、実際にやってみると想定外の事態が続出。障がい者の気持ちになって楽しめるルールになっているか、パラスポーツのルールがどのような点に配慮してつくられているのかなどを考えるきっかけになりました。
 卒業までの残り1年間はアスレチックトレーナー部とスポーツ科学部の学生広報部として活動し、興味のあるボランティアを通して経験値をさらに積みました。3年次後期から開始した就職活動により自分の伝えたい事をより明確化する事ができ、第1志望の企業から内定をいただく事ができました。