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山梨学院大学 教員プロフィール

法学部法学科 教授

松本 武彦(まつもと たけひこ)

担当科目
東アジアの歴史と社会Ⅰ
東アジアの歴史と社会Ⅱ
東洋史Ⅰ
東洋史Ⅱ
国際地域研究Ⅰ
国際地域研究Ⅱ
基礎演習Ⅰ
基礎演習Ⅱ
講義日
月曜日・水曜日・木曜日
研究室
50号館(大学院棟)3F 3-4研究室
専門分野
東アジア近現代政治史,華僑・華人研究
最終学歴
筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得満期退学
取得学位
文学修士(乙)(筑波大学)
主な所属学会
日本華僑・華人研究学会,社会文化史学会(理事),歴史学研究会、歴史人類学会等

研究のヴィジョン

 わたくしが研究と称される行為をおこなっている理由は、極めて純化した表現をすれば、「自己探求」以外のなにものでもありません。遠い遠い過去ではなく近現代、地球の裏側のことではなく日本を含む東アジア、そして、日本と日本人に過去数千年にわたって比類なき影響を与えてきた中華文明圏の人々。これらをフィールドとしているのは、挙げて私の研究が「自己探求」であるからです。知識欲の充足や利便性・快楽の追及を研究の目的として排除するものではありませんが、その前に、まず、「わたくしとは何者か」に対する答えを追及することが、少なくともわたくしには必要なのです。

主な研究業績

『中国近現代史の諸問題』国書刊行会、1984年(共編著)『歴史の焦点 日本と世界』国立教育会館、1996年(共著)『孫文とアジア』汲古書院、1993年(共編著)
『王敬祥関係文書目録』福建会館、1996年(共著)
『山梨の戦争遺跡』山梨日日新聞社、2000年(共編著) 「戦時山梨のアジア系諸民族」『甲斐路』100、2002年2月、等

教育のヴィジョン

 研究の成果そのものをそのまま教育に反映させることは極めて困難です。そもそも研究のテーマは非常に限定されたものであって、多様化した全ての学習者の興味関心をそこに集中させることが困難だからです。また、発展途上にある研究テーマをさまざまな教授法とマッチングさせるには研究そのものと同じくらいの時間と努力が必要になります。自学自習こそ本質的な学習者のあるべき姿というべきで、そこにいたる糸口をつけるのが「教育」の役割かと理解しています。

主な教育・指導

 ここでは、学習者が「自学自習」を最も端的に実践している「総合基礎教育セミナー」(2012年度まで)の例をご紹介しておこう。同セミナーは、教員のアドバイスをもとに、現代アジアに関するテーマを学習者が主体的に、したがって自己の能力や責任の範囲内において設定し、そのテーマに関する調査学習や論文作成をおこなうものです。4月当初、ゼミ室一杯約40~50名集まった受講希望者は、こうした説明を聞いたうえで10名ほどに減じ、さらに履修申告を行って論文を提出する段階に到達する学習者は、毎年5名前後となります。近年の論文例を以下に挙げます。「現代中国経済の現状と課題」、「劇画『暗行御使』における朝鮮の役人感」、「在日中国人留学生の食生活に関する社会科学的分析」、「韓国のプロ野球」、「タイ人の価値観と金銭感覚」。多くは文献資料による研究ですが、なかにはバンコクにおいて2週間近いフィールドワークをおこなってまとめた力作も生まれました。
 また、08年度には、経営情報学部の伊藤研究室のご協力を得て、学生が出題する「甲府検定」をウェブ上で実施したところ、思いがけず好評をはくし、またマスコミ各社の取材を受けることとなり、学生たちは大いに自信をつけ、教員はダイエットの必要を改めて自覚しました。以後、年1回のペースで実施してきました。

社会活動のヴィジョン

 現在の私の中に蓄積された知見のほとんどは、長年に渡る奨学金・科学研究費・その他国庫金等の支給による研究活動に依拠して形成されたものですから、これを積極的に社会に還元するに当たっては何の躊躇もありません。ただし、還元の仕方については還元する相手に応じてその方法を注意深く考慮しなければならないと、近年特に痛感しています。

主な学内活動・社会活動

国立高等工業専門学校入学者選抜試験問題問題作成審査委員会委員(92年~93年)
財団法人日本国際教育協会私費外国人留学生統一試験問題点検委員(96年~97年)
福岡市アジア文化賞受賞候補者推薦委員(97年~現在に至る)
文部省初等中等教育局専門調査員(97年~98年)
須玉町史編さん執筆員(98年~01年)
社会文化史学会理事(98年~現在に至る)等