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山梨学院大学 教員プロフィール

経営学部経営学科 准教授

劉 曙麗(りゅう しょれい)

劉 曙麗
担当科目
経済学概論 / 専門演習入門Ⅰ・Ⅱ / 専門演習Ⅰ・Ⅱ / ビジネス基礎演習Ⅰ・Ⅱ
講義日
月曜日・火曜日・水曜日
研究室
50号館(大学院棟) 2-5
専門分野
国際経済学、中国及びアジア地域の経済発展
最終学歴
早稲田大学 アジア太平洋研究科国際関係学専攻博士課程 修了
取得学位
博士(学術)(早稲田大学大学院)
主な所属学会
日本経済学会会員、日本国際経済学会、日本中国経済経営学会、アジア政経学会

研究のヴィジョン

中国及びアジア地域の経済発展と企業のイノベーション活動
 私は中国及びアジア地域の経済発展について強い関心をもち、経済学の理論と実証分析により中国企業及び中国に進出している日本企業の経営活動の研究を行ってきました。特に最近は企業のイノベーション活動について研究を行っています。具体的には『中国鉱工業企業テータベース』での企業レベルの個票を用いて、企業規模別、企業所有形態別に、企業の資本制約を中心に中国企業の研究開発活動へどのような影響を与えているのかについて、実証分析を行いました。しかし、中国企業のイノベーションの投入(研究開発活動)の決定要因だけを明確にしたものでは不十分で、今後、イノベーションの投入は、如何にイノベーションを産出できたのか、また企業の輸出や収益率などのパフォーマンスへの影響についてさらに研究を深めようと思っています。

科学技術の視点から日中経済関係の深化について
 最近は、科学技術の視点から日中経済関係の深化について強い関心を持っております。ヒト(人材、移民)、カネ(直接投資)、モノ(貿易)の移動による日中経済関係の相互依存が深化してきています。特にモノに関しては、輸出入されているのは、洋服など有形な一般財だけではなく、技術、知識を内蔵している無形な知的財(特許、商標など)も急増しています。日本対中国の一般財の貿易収支は赤字ですが、中国への無形な知的財の技術移転によるライセンス料の収支は黒字であります。また、経済成長とともに拡大しつつある中国含めアジア諸国の旺盛な購買力に引き付けられて、日系企業の現地生産、現地販売とともに、現地への特許、商標などの出願も急増しています。その一方、多くの日本企業は、中国など途上国での知的財産の侵害、模倣問題に悩まされ、そのジレンマにも直面しています。アジア地域経済関係、特に日中間では、従来の貿易や直接投資の側面からの分析だけでは不十分と考え、科学技術の側面の視点を取り入れて研究を進めたいと思っています。

主な研究業績

【論文 】
劉曙麗(2020)『学術文献データベースから見た「中国」研究の概況』『アジア太平洋討究』第38巻(浦田秀次郎教授退官記念号) 早稲田大学アジア太平洋研究センター 69-90頁

劉曙麗(2020)「中国における日系企業の研究開発及びその決定要因―中華系、その他外資との比較―」『福山大学経済学論集』 福山大学経済学部 第43巻 47-76頁

劉曙麗(2019)「中国での消費変化と生鮮市場の調査報告」『福山大学経済学論集』 福山大学経済学部 第43巻第1・第2合併号

劉曙麗(2014)「中国における企業の研究開発活動及びその決定要因の実証分析」『中国経済研究』中国経済学会 第11巻第1号 22-46頁

劉曙麗(2013)「中国における日本企業の収益性及びその決定要因―大規模企業個票データベースからの検証」『中国経済研究』中国経済学会 第10巻第1号 95-114頁

劉曙麗(2012)「中国における日本企業の立地決定要因:韓国、台湾企業との比較」『アジア太平洋研究科論集』23号87-107頁

劉曙麗(2011) 「日本は韓国、台湾と中国市場で競合しているのか―貿易の側面からの分析」『国際開発学研究』拓殖大学国際開発研究所 勁草書房 第11巻 第1号179-195頁

Liu Shuli(2011) “Location Determinants of Japanese Direct Investment by Industry in China.” Journal of the Graduate School of Asia-Pacific Studies (22) 21-36


査読付きWorking-paper:
劉曙麗(2010)『「アジア地域統合」に対する意見形成決定要因の分析 ―日本人学生を中心に』 GIAGI working paper Vol.2010-J-1  1-23頁

書評:
劉曙麗(2019)李春霞著『中国の産業発展とイノベーション』『中国経済経営研究』第3巻第1号(通巻5号)  75-78頁、2019年3月

コラム:
劉曙麗(2016)「微信(Wechat)と中国社会の変化」『中国経済入門』(第4版)第13章 南亮進・牧野文夫 (著) 252頁

【招待講演】
劉曙麗(2016/7)「中国の製造業の今後について」広島県東部機械金属工業協会・ゆめ部会第1回講演会(広島県福山ニューキャッスルホテル)

劉曙麗(2017/12)「中国製造業の現状と日本企業への影響について」福山大学孔子学院中国研究会

【学会討論】
劉曙麗(2020/10)王娜氏「中国における都市のスプロール化が全要素生産性に及ぼす影響―ダイナミックパネルデータに基づく実証分析」中国経済経営学会2020年度全国大会(ZOOM)

劉曙麗(2019/11)陳光輝氏「中国の産業集積と参入退出,生産性:1998~2003 年企業データによる分析」に対するコメント アジア政経学会2019年度全国大会(名古屋・南山大学)

劉曙麗(2019/11)李春霞氏「オープンイノベーションに関する実証研究―特許共同出願の視点からの考察」に対するコメント 中国経済経営学会2019年度全国大学(名古屋・愛知大学)

LIU Shuli(2019/11)Comments on Inada’s paper, “Promotion or Liberalization: The Effect of Targeted Investment Policies on FDI Inflows” Japanese Association for Chinese Economy and Management Studies(Aichi University, Naoya)

劉曙麗(2018/6)阮玉玲氏「輸出の企業生産性に与える影響に関する実証研究:中国広東省の事例」に対するコメント 中国経済経営学会2018年度春季研究集会(北九州・アジア成長研究所)

LIU Shuli(2014/11)Comments for Mitsuo Inada and Yung-Hsing Guo’s paper “Heterogeneous Impacts of Investing China on Domestic Market Outcomes: Empirical Evidence from Taiwanese Plant Level Data”(Tokyo University, Tokyo)中国経済経営学会2014 年度全国大会(東京・東京大学)

劉曙麗 (2014/11)石塚浩美氏の「中国企業における収益・生産性と女性活躍にかんする実証分析 ―日本企業および韓国企業との比較」に関するコメント 中国経済経営学会2014 年度全国大会(東京・東京大学)

劉曙麗(2014/9)三竝康平氏の「中国のイノベーションにかんする実証分析」に関するコメント アジア政経学会 第13回定例研究会(東京・立教大学)


【学会発表】
劉曙麗・李春霞(2020/10)「中国における企業のイノベーションの投入と産出に関する実証分析」中国経済経営学会2020年度全国大会(ZOOM)https://jacem.org/japanese/2020_zenkoku.html

劉曙麗 (2016/11)「日本企業の対中特許出願の決定要因――特許、財務、海外進出データの接続―」中国経済経営学会2016年度全国大会(東京・慶応義塾大学)

劉曙麗 (2014/6)「中国における企業の研究開発活動及びその決定要因の実証分析」2014年度日本経済学会春季大会(京都・同志社大学)

劉曙麗 (2014/4)「中国における企業の研究開発活動及びその決定要因の実証分析」日本国際経済学会関東部会(東京・東洋大学)

劉曙麗 (2013/12)「中国における企業の研究開発活動及びその決定要因の実証分析」学術交流講演(中国河南省・河南大学)

劉曙麗 (2012/9)「中国における日本企業の収益性及び決定要因」日中国際学術会議 日本中国経済学会、中国黒龍江大学東北アジア経済研究センター共催(中国ハルビン・黒龍江大学)

Liu Shuli (2012/2) “Is Japan Competing with South Korea and Taiwan In Chinese Market? An Empirical Analysis. ” The Third International Conference of the Japanese Studies Association in Southeast Asia (The Hotel Armada Petaling Jaya, Kuala Lumpur, Malaysia)

劉曙麗 (2011/10)「中国における日本企業の収益性及び決定要因―中華系・その他の外資企業との比較を中心に―」2011 年度アジア政経学会全国大会(京都・同志社大学)

劉曙麗 (2011/6) 「中国における日本企業の収益性及び決定要因―輸送機械産業と情報通信機器産業を中心に―」 2010年度中国経済学会全国大会 (東京・日本大学)

劉曙麗 (2010/11)「中国での日系企業の経営パフォーマンスに関する実証分析―自動車産業と通信産業を中心に―」 2010年度中国経済学会学術研究会東日本部会(東京・拓殖大学)

劉曙麗 (2010/10)『「アジア地域統合」に対する意見形成決定要因の分析と比較 ―日本人学生を中心に』2010年度アジア政経学会全国大会 (東京・東京大学)

劉曙麗 (2009/11) 「日本企業の対中進出立地要因の経済分析−産業により求めている生産ネットワークと集積効果も異なるのか」 2009年度中国経済学会学術研究会東日本部会(東京・日本大学大学院)

Liu Shuli(2009/10)“Location determinants of Japanese direct investment by industry in China.” The Second International Conference of the Japanese Studies Association in Southeast Asia (Vietnam Academy of Social Sciences, Hanoi, Vietnam)

Liu Shuli(2009/10)“Location determinants of Japanese direct investment by industry in China.” The Third Japan-China Seminar On Applied Regional Science (Kyoto)

劉曙麗(2009/04)「日本企業の対中進出立地要因の経済分析−産業により求めている生産ネットワークと集積効果も異なるのか?」 Waseda University Doctoral Student Network (WUDSN) (東京・早稲田大学)

劉曙麗(2008/12)「日本、韓国、台湾企業の立地選択」ワークショップ「中国の経済成長モデルの転換と日系企業の対応」中国社会科学院工業経済研究所・国際合作局、日本経団連21世紀政策研究所共催(中国北京・中国社会科学院)

劉曙麗(2008/11)「中国に進出する日本、韓国、台湾企業の立地決定要因の経済分析と比較――WTO加盟後を中心に」2009年度中国経済学会学術研究会東日本部会(東京・学芸大学)

劉曙麗(2008/10)「中国に進出する日本、韓国、台湾企業の立地決定要因の経済分析と比較」2008年度アジア政経学会全国大会(神戸・神戸学院大学)

Liu Shuli(2008/08)“A Comparative Economic Analysis of the Determinants of the Location of FDI in China by Japanese, Korean and Taiwanese Enterprises.” Summer Institute on Regional Integration at Waseda 2008 of Waseda university Global COE program (Waseda University, Tokyo) 

教育のヴィジョン

 日本での少子高齢化が進み、国内消費が低迷し、市場が縮小している。その一方、高品質な商品や、サービスを提供している日本企業は国内市場とともに海外市場を視野に入れて、グローバル経営戦略を進めている。また市場の成長性に関しては、従来の欧米向けの市場から、中国をはじめ、アジア諸国に対する期待が高くなっている。そして、市場や投資先としての中国のビジネス環境、日本企業の中国ビジネスの現状と直面している課題はどのようなものでしょうか。
 
 演習では、経済、経営に関する知識を習得することはもちろん、日本で生活している諸君に世界経済がどのような影響を与えるのかを一緒に考えていく。最終的には、日本企業のグローバル経営戦略と世界経済の関係について、様々な経営、経済理論に基づいて自分なりの分析をできるようになります。そういう教育を目指していきます。

主な教育・指導

一橋大学イノベーション研究センター 特任講師  (2013年4月~2016年3月)
福山大学経済学部国際経済学科 講師 (2016年4月~2019年3月)
福山大学経済学部国際経済学科 准教授(2019年4月~2021年3月)

主な学内活動・社会活動

アジア政経学会・学会誌『アジア研究』書評委員メンバー (2015年8 月~2017年7月)
日本中国経済経営学会・学会誌『中国経済経営』編集委員メンバー(2020年11 月~   )