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山梨学院大学 教員プロフィール

法学部法学科 教授

勝亦 藤彦(かつまた ふじひこ)

担当科目
刑法Ⅰ(刑法入門) / 刑法Ⅱ(刑法総論) / 刑法Ⅲ(個人的法益) / 刑法Ⅳ(社会的・国家的法益) / 法哲学入門 / 基礎演習Ⅰ・Ⅱ / 演習Ⅰ・Ⅱ / 演習Ⅲ・Ⅳ
講義日
火曜日・水曜日・木曜日
研究室
66号館(法科大学院棟)3F 3-1研究室
専門分野
刑法
最終学歴
早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学
取得学位
法学修士 (早稲田大学)
主な所属学会
日本刑法学会

研究のヴィジョン

刑法における違法性阻却事由としての「義務の衝突」(Pflichtenkollision)に関して、各種の違法性阻却事由との関係を多元的に考察した上で、とりわけ、緊急避難に近似する緊急行為の領域における「義務の衝突」について、利益衝突の構造的差異を分析しつつ類型化を厳密に行い、それぞれの類型における義務衝突行為(緊急行為)の特質に応じた正当化の根拠と基準、さらに、正当化の概念などについて究明を試みています。そこでは、「永遠のアポリア」と称されてきた「義務の衝突」の問題に関する法哲学や道徳哲学などの学問的知見をも考慮しながら、日独の刑法における従来の義務衝突論をより進展させることを目指しています。

主な研究業績

【主要著書】
・『刑法』(法学書院、2006年、単著)
・『ゼミナール刑法〔各論〕』(成文堂、1999年、共著)
・『ワークスタディ刑法総論〔第2版〕』(不磨書房、2002年、共著)
・『ワークスタディ刑法各論』(不磨書房、2002年、共著)
・『刑法ゼミナール〔総論〕』(成文堂、2004年、共著)
・『刑法ゼミナール〔各論〕〔第2版〕』(成文堂、2012年、共著)
・『重点課題 刑法総論』(成文堂、2008年、共著)
・『重点課題 刑法各論』(成文堂、2008年、共著)
・『新基本法コンメンタール 刑法〔第2版〕』(日本評論社、2017年、共著)
・『ドイツ刑法典』法務資料461号(法務省大臣官房司法法制部、2007年、共訳)
・『アドルフ・ユリウス・メルクルにおける義務の衝突の源泉と正義の希求』山梨学院ロー・ジャーナル12号別冊(2017年、単編訳)
【主要論文】
・「違法阻却事由としての義務衝突とその類型に関する考察(1)(2)(3)(4・完)」早稲田大学法研論集74号(1995年)85頁以下、75号(1995年)55頁以下、77号(1996年)27頁以下、78号(1996年)69頁以下
・「フレッチャーの “incompatibility thesis” について------正当化と免責の区別をめぐる議論の一断面------」『鈴木義男先生古稀祝賀論文集 アメリカ刑事法の諸相』(成文堂、1996年)21頁以下
・「作為義務と作為義務の衝突における独自性について------『作為義務と作為義務の衝突』と『作為義務と不作為義務の衝突』の関係------」『西原春夫先生古稀祝賀論文集第一巻』(成文堂、1998年)339頁以下
・「義務の『衝突』に関する一考察------ドイツの義務衝突論における近時の動向をめぐって------」『宮澤浩一先生古稀祝賀論文集第二巻』(成文堂、2000年)295頁以下
・「過失行為による緊急避難と義務の衝突」『岡野光雄先生古稀記念 交通刑事法の現代的課題』(成文堂、2007年)81頁以下
・「『作為義務と作為義務の衝突』における正当化根拠と正当化概念------緊急避難と義務衝突を区別するテーゼの検討を契機として------」『曽根威彦先生・田口守一先生古稀祝賀論文集〔上巻〕』(成文堂、2014年)425頁以下
・「不作為犯における法的作為可能性と広義の『義務の衝突』------ドイツ刑法266条a第1項の真正不作為犯をめぐる議論を手がかりとして------」『野村稔先生古稀祝賀論文集』(成文堂、2015年)1頁以下
・「新領海内韓国漁船操業事件と旧日韓漁業協定」『海上保安と漁業』(中央法規、2000年)143頁以下
・「新領海内韓国漁船操業事件に関する再考察」『佐々木史朗先生喜寿祝賀論文集  刑事法の理論と実践』(第一法規、2002年)143頁以下

主な教育・指導

2007年度から2017年年度まで山梨学院大学法科大学院において法曹教育に携わってきました。そこでは、特に、各年度の司法試験の合格実績や実務家教員らの教育内容との関係などに神経を払いながら、「刑法」に関する研究者教員としての教育・指導を行ってきました。これからは、より広い分野への大きな可能性に満ちた法学部生と一緒に、いろいろなチャレンジをしながら勉強を楽しんでゆきたいと思います。