本学の学生が「第18回やまなし留学生スピーチコンテスト」にて好成績を収めました。
12月11日(土)に山梨県立図書館にて「第18回やまなし留学生スピーチコンテスト」が開かれ、山梨県内の大学で学ぶ留学生21名が「今の私にできること」という今年のテーマに自分自身の経験を交えながら、1人約5分のスピーチを行いました。
原稿の作成からスピーチの練習まで、毎日の講義の合間を見つけ、様々な工夫をし、必死に練習を重ねて迎えた本番でした。(会場は新型コロナウイルス感染症感染防止対策が万全になされ、昨年に続き、今回もスピーチはオンラインにて同時配信されました。)
審査の結果、経営学部4年の王怡渊さん(中国)が第2位を、法学部2年の付思宇さん(中国)が第3位を、経営学部2年のNGUYEN DOAN TRUNG HIEUさん(ベトナム)が印傳屋賞を、経営学部1年の趙元科さん(中国)がサドヤ賞を、法学部2年の鐘柯昱さん(中国)が山梨賞を、経営学部2年のDOAN QUANG LINHさん(ベトナム)と同じく経営学部1年の武林輝さん(中国)が審査員特別賞を、それぞれ受賞しました。
実行委員長からは、「多くの留学生がまだ日本に入国できない中で、皆さんが発表する機会を得られたことは、とても幸せなことだと思います。このコンテストは、企業や県、甲府市等から様々なご支援を頂き、運営されています。そして、今年も実行委員の学生が多くの会議を重ねて、テーマの決定から準備、運営までをしてくれました。皆さんがこの困難に柔軟に対応し、参加、発表したこと、それだけも意義のある誇らしいことだと思います。受賞する、しないは僅差であり、時の運でもあります。皆さんには、この経験をこれからの留学生活、そして将来に繋げて行ってほしいと思います。」というお言葉を、また、審査委員長からは「今年も無事にコンテストを開催することができ、まず携わってくださった方々に拍手を送りたいと思います。母国ではない場所で、その国の言葉でスピーチをする、ということは、私はとてもできないと思います。本当に皆さんをリスペクトしています。皆さんのスピーチを聞いて、多様性は重要だということを改めて感じました。そして、どんな状況でも前向きに考え、行動していくことが大切だということが分かりました。皆さん全員に共通してできることがあります。それは『支えてくださる多くの方に感謝しながら日本で学び、将来、それを自分の力に変えて、社会に貢献していくこと』です。ぜひ来年もまた参加してほしいです。」とのご講評を頂きました。
外国で、その国の言葉で、しかも多くの人の前で自分の考えを話す、と言うのはなかなかできることではありません。まずが、このような大変な状況下においてもコンテストにエントリーし、スピーチをした参加者の皆さんの気持ちを拍手を送りたいと思います。「伝えたい」という想いは、間違いなく聴衆全員に届きました。本当に一人一人とても意欲的によく頑張りました。
スピーチ後の交流会では、ソーシャルディスタンスを考慮した「組紐(くみひも)体験」が行われ、他の大学の学生とも積極的に交流を深めることができました。
一つのことにチャレンジし、積極的に物事に取り組み、交流会を通じてたくさんの留学生や日本人と知り合うことができたので、何よりの財産となったことでしょう。
スピーチが終わった後の皆さんの晴れやかな笑顔がとても印象的でした。