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2014年4月22日(火)

「東北のワインを語る夕べ(その3)」抄録

2014年3月8日、山梨学院生涯学習センターの主催により、山梨学院ワイン講座2013特別編「東北のワインを語る夕べ その3」が開催されました(会場はキャンパス内 Student Lounge “Y”)。
3回目の開催となるこの「特別編」は、当初、2月22日に実施する予定でしたが、山梨県を襲った豪雪の影響のため、この日に延期となりました。プログラムの内容も少し変更し、先ず第Ⅰ部として、豪雪がワイン造りやブドウ栽培に及ぼした影響をめぐっての「緊急情報交換会」を行い、笹本貴之氏(笹本環境オフィス株式会社代表取締役)の進行のもと、ワイナリー、ブドウ栽培家、行政、それぞれの立場からの発言がありました。
 

 続く第Ⅱ部では、岩手県のエーデルワインから行川裕治氏(株式会社エーデルワイン製造部部長代理)を講師に迎え、「東北のワイン産業の状況とエーデルワインの取り組み」と題した講義が行われました。行川氏は、東日本大震災の影響、東北のワイナリーの概況、エーデルワインの歴史、ワイン造りの基本姿勢、そして今後に向けた抱負などについて語ってくださいました。人々に愛される良いワインは、良いブドウと良い造り手との出会いによって出来上がってくる、ということに気づかされるお話でした。

 第Ⅲ部では、小牧康伸氏(シニアソムリエ)の解説・指導、および依田浩毅氏(依田酒店社長)と依田順子氏(十四番目の月店長)のサポートのもと、和やかな雰囲気で試飲と意見交換が行われました。試飲ワインとしては、エーデルワイン(岩手県花巻市)の6品目のほか、山梨県産のワインも十数種類が用意され、参加者からの寄贈もありました。参加者はワインと岩手の郷土料理である「お煮しめ」や「じゃじゃ麺」などとの組み合わせを楽しみました。

 最後に、残ったワインを対象としたチャリティーオークションが行われ、その売上金は、会場内に設けられた募金箱に集まった義援金とともに、日本赤十字社に送金いたしました。今回の参加者は24名と若干少なめでしたが、スタッフを含め、出席者にとっては東北のワインの魅力を再認識する貴重なひと時となりました。

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