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2022年7月22日(金)

青山学長、大学リーダーシップ研究会公開研究会に登壇

7月9日(土)に私学会館アルカディア市ヶ谷で開催された「大学リーダーシップ研究会」第2回公開研究会「学長のリーダーシップと大学の将来」に青山学長が登壇し、本学のビジョンと学長が発揮するリーダーシップについて発表した。

大学リーダーシップ研究会は、本学の学習・教育開発センター長である成田秀夫特任教授ら大学関係者4名が発起人となり、教育改革を推進するためにリーダーシップのあり方を研究する会である。

今回は、発起人の一人である共愛学園前橋国際大学・短期大学の大森昭生学長が、2023AERA『大学ランキング』において「学長が注目する学長」の第1位に輝いたことを記念し、同学長による「学長たちはなぜ無名大学の学長を選んだのか」と題する基調講演からスタートした。大森学長は、企業とは異なる、大学という複雑で特殊な組織でのリーダーシップを、ジェームズ・C・コリンズ 『ビジョナリーカンパニー』の言葉を引用しながら、「個人としての謙虚さと職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、永続する偉大な組織を作り上げる」という高度な第5水準のリーダーシップが求められることを説いた。

続いて、東京大学大学院教育学研究科の両角亜希子教授による「望ましい学長リーダーシップとは」と題する特別講演が行われた。両角教授は大学における組織開発研究の第一人者で、『学長リーダーシップの条件』(東信堂)『日本の大学経営-自律的・協働的改革をめざして』(東信堂)等の著作がある。講演では、学長のリーダーシップの要件についてのポイント押さえた解説に続いて、学長職をどう育てるか、どう支援するか、学長を支える教職員の育成・参加が大切であることがと強調された。

二つの講演を受け、本学の青山貴子学長、成城大学の杉本義行学長、桐蔭横浜大学の森朋子学長、京都文教大学の森正美学長の順番に、各大学での取組と学長が発揮するリーダーシップについて報告された。
青山学長は、法人の「C2C」の理念とビジョンの報告に続き、学長が進める「5つのアクションプラン」を通して「すべての学生が自信を持って社会に踏み出していく」教育を推進すること、学長として「自身のもつ特徴を最大限に活かす、ビジョンと現場のあいだをつなぐ、すでにある魅力を伸ばす」を大切にしていることを述べられた。

最後に、成田特任教授の司会でパネルディスカッションが行われ、「学長が発揮すべきリーダーシップとは」「学長を支えるために必要なことは」の二点についてディスカッションが行われた。今回パネルディスカッションに登壇された4名の学長は奇しくもこの4月に学長に就任したばかりであるが、大森学長、両角教授が絶賛するように、新人学長とは思えないビジョンと具体性を持っており、参加者からも今後各大学が大いに発展することへの期待が寄せられた。

尚、今回の内容はダイジェスト版として公開されるそうである。公開次第、改めてご連絡したい。
(学習・教育開発センター長/特任教授 成田秀夫)


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