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2013年3月22日(金)

山梨学院ワイン講座2012特別編「東北のワインを語る夕べ(その2)」が開催されました

山梨学院生涯学習センターは、2013年2月22日、山梨学院ワイン講座2012特別編「東北のワインを語る夕べ その2」を開催しました(会場はキャンパス内 Student Lounge “Y”)。昨年度に引き続き2回目の開催となる特別編に、平日夜の開催にも関わらず学内外から50名近い参加者が集まりました。
 
 前半では、笹本貴之氏(笹本環境オフィス株式会社代表取締役)の進行のもと、山形県の高畠ワイナリーから川邉久之氏(高畠ワイン株式会社製造部長)を講師に迎え、「東北のワイン産業の状況と高畠ワイナリーの取り組み」と題した講義が行われました。川邉氏からは、放射能検査も含めた品質保証の現状、「地産地消」と「地産外消」を明確に分けたワインのブランディング、単なる「作業員」ではなく「ワインスタッフ」を育てる人材育成の仕方、ワインと他の産業を繋ぐ「立体的ツーリズム」の提案など、山梨のワイン・農業・観光関係者にとっても示唆に富むお話をいただきました。
 
 後半では、試飲アドバイザーである小牧康伸氏(シニアソムリエ)の解説・指導、および依田浩毅氏(依田酒店社長)と依田順子氏(十四番目の月店長)のサポートのもと、和やかな雰囲気で試飲と意見交換が行われました。参加者はワインと山形の郷土料理である芋煮やぜんまい煮との組み合わせなどを楽しみました。試飲ワインとしては、主催者が用意した高畠ワイナリー(山形県東置賜郡高畠町)の7品目のほか、個人(本学関係者)および次の企業・団体等の寄贈によるワインが用いられました:エーデルワイン(岩手県花巻市)、㈱ニューニチブ(東京都中央区)、依田酒店(山梨県甲府市)、スローフード甲州(山梨県甲府市)。
 
 最後には、残ったワインをめぐってのチャリティーオークションも実施されました。東日本大震災から2年が経とうとしていたこの時期に、ワインを通じて、山梨と東北の共通点や繋がりに改めて気づく機会となりました。

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