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2016年4月14日(木)

「東北のワインを語る夕べ(その5)」抄録

2016年2月20日(土曜日)、山梨学院生涯学習センターの主催により、山梨学院ワイン講座2015特別編「東北のワインを語る夕べ その5」が開催されました(会場はキャンパス内 Student Lounge “Y”)。この「夕べ」は、東日本大震災で大きな被害を受けた東北への支援と連帯を目的として、2011年度に最初に行われ、今回で5回目となりました。
 この日、講師としてお招きしたのは、福島県二本松市の「ふくしま農家の夢ワイン」の関元弘氏(ふくしま農家の夢ワイン株式会社取締役)です。

 第Ⅰ部では、コーディネーターの笹本貴之氏(笹本環境オフィス株式会社代表取締役)と試飲指導助手の依田浩毅氏(依田酒店代表取締役社長)によるオープニング・トークの後、関氏に「福島のワイン産業の状況とふくしま農家の夢ワインの取り組み」と題して講義を行っていただきました。昨年度までの「特別編」にお招きした講師は、どの方も震災以前から事業を展開していたワイナリーの関係者でしたが、「夢ワイン」は震災後の2012(平成24)年9月に設立された会社です。会場には、代表取締役の齋藤誠治氏をはじめとする他の社員の皆様もお越しくださり、そのお話も聞くことができました。東北地方の被災から復興、そして新たな発展へと向かう軌跡と共にある「夢ワイン」の事業活動に関して、参加者は実感をもって理解できたと思われます。

 第Ⅱ部では、小牧康伸氏(シニアソムリエ)の解説・指導、および依田浩毅氏と依田順子氏(「十四番目の月」店長)のサポートのもと、関氏や社員の方々からもコメントを頂きながら、「夢ワイン」のワインとシードル、計6種類についての試飲と意見交換が行われました。また、その他の東北産のワインや山梨県産のワインを合わせて三十数種類とともに、福島の郷土料理(「ざくざく」「メヒカリの唐揚げ」など)を含め各種の料理も用意され、参加者の方々は、活発に意見交換しつつ、ワインと料理の組み合わせの妙を堪能している様子でした。

 昨年度までと同様、講座の終盤には残ったワインを対象としたチャリティーオークションが行われ、その売上金は、会場内に設けられた募金箱に集まった義援金とともに、日本赤十字社に送金いたしました。39名の受講者が集まり、盛会のうちに終了することができました。

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