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山梨学院大学お知らせ一覧

2021年9月6日(月)

2021年後期入学者への歓迎メッセージ

 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。古くから日本最大の霊峰とされてきた富士山をキャンパスから望むことのできる山梨学院大学へようこそ。多くの入学生がコロナ禍のため入国できない状況を考慮して、秋入学のみなさんに、歓迎のメッセージを書面で届けます。

 みなさんは、大学に何を求めて入学しましたか。山梨学院大学は、現在、二つのビジョンを掲げて、その実現を目指しています。その二大ビジョンとは、一つが「教育の質的転換」であり、もう一つが、「全学的国際化」です。

 全学的国際化は、文字通りの意味です。学生については、このメッセージを読んでいるみなさん自身がそうだと思いますが、日本国籍の学生だけでなく、世界中から多様な国籍をもつ人がキャンパスに集うことを目指しています。そして、この多様性を学生だけでなく、教員や職員についても広げていきます。多様なバックグラウンドをもった学生や教職員が、ともに学び合い成長する大学、それが山梨学院大学です。

 他方で、「教育の質的転換」ですが、これはみなさんが、「自律的な学習者」となることを狙いとしています。人間の平均寿命がとても長くなり、また、社会の変化のスピードが非常に早くなってきました。大学で学んだ知識やスキルだけでは、長い人生を歩んでいく間に、社会の進展にはついていけなくなります。その時大事なのは、自ら必要とされる力を自分で開発する能力です。そのための力を養うところが、大学です。大学は社会に出るまでに身につけるべき力をDiploma Policyとして示しています。このDiploma Policyに示された力を、みなさんが4年後に「伸ばすことができた」と実感できるようにすること、これが「教育の質的転換」です。

 それはもちろん、教職員だけでできるわけではありません。力は外からつけるのではなく、内から湧いてくるものです。みなさんが、自己発展に燃えるように支えるのが、教職員の役割です。山梨学院大学を設置する学校法人C2C Global Education Japanは、学園哲学としてC2C(「Curiosity to Creativity」・「Challenge to Change」)を掲げ、「創造性・好奇心・変革・勇気」を教育哲学として追求します。私たち教職員もこの哲学を体現しようとします。みなさんもぜひ、こうした哲学を様々な場面で追求していってください。

2021年9月
山梨学院大学長 古屋光司

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