健康栄養学部

資格・進路

国家試験合格状況

1期生以来、全国平均を上回る合格率を達成。

管理栄養士国家試験結果

管理栄養士
国家試験結果
合格率(%)
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
第28回 第29回 第30回 第31回 第32回 第33回 第34回 第35回 第36回
本学
健康栄養学部
新卒者
94.4 100 89.6 100 100 96.1 100 93.0 100
管理栄養士
養成校全国平均
(新卒)
91.2 95.4 85.1 92.4 95.8 95.5 92.4 91.3 92.9

健康栄養学部管理栄養学科は、山梨県で唯一の管理栄養士養成施設です。地域とも連携した実践的な専門教育と国家試験に向けたきめ細かな指導により、2014年3月卒業の1期生以来、管理栄養士国家試験において毎年全国平均を上回る高い合格率を達成しています。

広がるフィールド

取得可能な教員免許状・資格

  • 管理栄養士国家試験受験資格
  • 栄養士免許
  • 栄養教諭一種免許状
  • HACCP管理者資格
  • 食品表示診断士

身につくチカラ

  • 幅広い教養と対人関係力
  • チーム医療に貢献する力
  • 調理・給食の専門知識と技術
  • 栄養に関わる高度な専門知識・技術
  • 優れた栄養指導能力
  • 地域の活性化に貢献する力

卒業生の主な就職先

県・市町村

  • 長野県
  • 甲府市
  • 韮崎市
  • 松本市

病院・福祉施設

  • 甲州リハビリテーション病院
  • 山梨赤十字病院
  • 富士見高原病院
  • 篠ノ井病院
  • 精明学園
  • 寿ノ家

企業

  • (株)クスリのサンロード
  • 杏林堂薬局
  • ウエルシア薬局(株)
  • エームサービス(株)
  • シダックス(株)
  • (株)ミールケア
  • (株)メフォス など

Student Voice

卒業生YGUな人

田口 友香さん

山梨県・日川高等学校出身

2022年卒 就職先:病院・診療所(管理栄養士)

国家資格の取得に向けクラスが一体となって学べた

小テストのおかげで1年次から勉強の習慣が身につく

高校生の時に将来は管理栄養士になろうと決め、県内で資格が取れる大学を探しました。山梨学院大学は実家からも通える距離で、ありがたかったです。
入学直後から、キュウリの切り方試験があるなど、調理技術を身につける機会が多く、高校生の時に比べて料理をすることが増えました。
国家試験が控えているためか、1年次から小テストがたくさんありました。おかげで勉強せざるを得ない状況になり、勉強の習慣がつきました。
実習で強く印象に残っているのは2年次後期の「臨床栄養学各論」という、病態食を考える実習です。「展開食」といって、基本となる献立を考えてから、患者さんの病態に合わせて「タンパク質」「エネルギー」「脂質」の栄養価を変えた「コントロール食」と呼ばれる献立を次々に考えます。1日3食の献立で食材が重ならないようにするなど、厳しい条件のなか、いくつも献立を考えるのは大変でした。「自分だったらこんな料理が食べたいな」と思えるものを考え、彩りを意識した洋食や中華などのバリエーションも入れて工夫しました。

入試やオープンキャンパスのスタッフも経験

高校生の時はあまり前に出るタイプではありませんでしたが、大学では、入試やオープンキャンパスのスタッフなどを通してさまざまな方とコミュニケーションをとるようになりました。性格もだいぶ明るくなったと思います。
4年次前期には「地域の食と栄養活動実習」で、スポーツをしている学生を対象に栄養講習会を実施する機会もありました。私たちのグループは「強くなるための骨(コツ)」をテーマに、カルシウムが摂取できる献立を検討しました。対象者はスポーツ選手なので、エネルギーも炭水化物(ごはん)もたくさん摂ることが求められます。味付けご飯にするなど、4年間の知識を総動員して、「サーモンのクリームドリア、ツナたまサラダ、ミネストローネ」という献立を考えました。
私は、常々「食事を通して人々に元気になってもらいたい」と思っているので、就職先は病院の管理栄養士にしました。今後も多くの人と関わり、より知識や技術を深めたいです。そして、「やるじゃん、管理栄養士!」と言ってもらえるよう、おいしくてバランスの良い食事を提案していきたいです。

卒業生YGUな人

北澤 佳奈さん

長野県・飯田女子高等学校出身

2022年卒 就職先:病院・診療所(管理栄養士)

前に出るのが苦手だった自分が挑戦を恐れないように変化

充実した学びのキャンパスライフ

母が病院勤務の管理栄養士のため、高校まで新体操をやっていた私の栄養管理もしてくれました。そんな母の姿を見て、私も管理栄養士の資格取得を目指しました。山梨学院大学はスポーツが強いことで有名でしたので、実践的に学びを深めることができると思い、進学しました。入学前は楽しいキャンパスライフを想像していたのですが、1年次から理系科目の難しさに悩まされ、日々勉強に明け暮れていました。勉強に詰まってしまうと友人たちが助けてくれたり、先生方が励ましてくださったりしたので心強かったです。
健康栄養学部は実習が多く、調理の機会もたくさんあります。特に印象に残っているのは、2年次後期の「給食運営実習」です。これはグループごとに100人分の大量調理を行い、作った給食を先生や後輩に提供するものです。献立作成や栄養価の計算はもちろん、食材の発注や作業工程の検討と役割分担、献立を説明したリーフレットの作成など、給食の運営に関わる一連の業務を体験します。私たちの班は、「千草焼き(具だくさんの厚焼き卵)、枝豆とジャコのご飯、味噌汁、おひたし、果物」を提供しましたが、試食した皆さんから良い評価をいただけたときは、とても嬉しかったです。

臨地実習を経験し管理栄養士の仕事の幅を実感

3年次には「病院実習」と「保健センター実習」を経験しました。病院実習ではアレルギー対応や個別対応をしたり、保健センター実習では高齢者健診や乳幼児健診、栄養講習などに立ち会ったりしました。授業で十分学んだつもりでしたが、実務の場では限られた時間の中で効率よく調理する工夫が求められるなど、経験しないとわからないことも多く、仕事の厳しさも学ぶことができました。どちらも魅力的な仕事であったため、進路の選択に悩みました。
また、3、4年次ではスポーツ栄養ゼミに所属し、スポーツ選手を対象としたアンケート調査に挑戦しました。質問の作り方で得られるデータが変わってしまうので、何度も調査用紙を作り直しました。
大学の4年間はあっという間で、充実していました。友人の影響で性格も前向きになり、とても感謝しています。
春からはクリニックの管理栄養士として就職が決まったので、ここでの経験を最大限に生かし、信頼される社会人になりたいです。

卒業生/公務員YGUな人

専門性の高い指導により、学会で優秀賞を受賞

遠山 千晶さん

2018年 健康栄養学部 管理栄養学科 卒業/
甲斐市役所 勤務(山梨県・甲府昭和高校出身)

もともと食べることが好きで、食に関する仕事に就きたいと思い健康栄養学部に進学しました。必修の科目も多く大変な面もありますが、学生同士が仲良く、みんなで助け合う雰囲気があり、安心して勉強することができました。私は、地域貢献を目指し、3年生後期から4年生前期にかけて履修する専門演習Ⅰ・Ⅱの授業で、山梨県の特産品である甲州小梅の生体における機能性について研究を行いました。この授業では科学的なデータを分析・検証し、物事を論理的に考える大切さを学びました。また、運良く梅に含まれる成分にアンチエイジング効果を見出すことができ、国内学会で成果を発表したところ優秀賞をいただくことができました。専門性の高い先生も多く、とても心強かったです。