教員の声
 

伊藤鉄男教授

伊藤鉄男教授
山梨だから得られるメリットを将来へ

検察官の仕事は、法と証拠に照らし、警察と協力するなどして事実を解明し、この事実を基に起訴・不起訴の処分を決定をし、起訴した事件について裁判の場で有罪を立証するというものです。したがって、一人前の検察官となるには、洞察力、決断力、説得力の三つの能力が必要です。このことは、検察官に限らず、裁判官、弁護士にとっても同様で、まさに実務法律家(法曹)にとって不可欠な資質なのです。わが法科大学院では、経験豊富な実務家教員が、これまでの経験を生かし、実際に起きた事件等を教材にして、手厚い指導を心掛けています。そのため、無味乾燥な座学のみでは得られない、生の事例を題材とした、しかも少人数による全員参加型授業を通じ、知らず知らずのうちに上記三能力が身に付いてくるのです。本学は、山梨県甲府市という地方都市にある、今は小規模な法科大学院です。しかし、ここから数多くの法曹が育ち、遠からず総数100名になろうとしています。その多くは、「山梨に来たから司法試験に合格し、一人前の法曹になれた」と心の底から語ります。ハードの面における優れた環境は言うまでもありませんが、何と言っても、同級生や先輩・後輩の仲間同士も、また、教員と院生の間も、まさに全員が、顔の見える付き合いをしながら、互いに切磋琢磨し、持っているものをぶつけ合って勉学に励んでこられたからこその言葉だと思います。これからも、私たちは全力で、法曹を志す若者の将来にとって確実に役立つよう、本学のメリットを大いに生かした指導を心掛けていきます。

伊藤先生のプロフィール、担当科目はこちらです。

辻 千晶教授

辻 千晶教授
法律基礎科目の知識と基礎力があれば

「私は本作品のゴーストライターであるが、私には著作権が認められるか」、「当社のブランドイメージを守るため値引き販売を禁止したいが、可能か」、「M&Aで当社は譲渡側なのだが、特に注意すべきことは何か」・・・これらは、民事系実務科目の授業で出した模擬法律相談の課題です。
授業で使えるのは、ノートパソコンと六法だけ。最初は「知財法とってないし」とか「何法? 独禁法? 会社法?」とか面食らっていますが、条文を調べ、ネット検索で確認しながら、30分以内には全員が適切な回答にたどり着いていました。そして、「これまで学んだことを総動員すれば、解決できるものなんですね」という感想が聞かれました。
基本7法(司法試験の必須科目)の知識と基礎力さえあれば、一見専門的に見える法律問題でも、一定水準の対応は可能です。実務系の科目では、民法の基本問題だけでなく、こうした応用問題まで検討させて、基礎力の大切さを体験させています。
「地域に根ざした法曹」であっても、上記のような事例と無縁ではありません。むしろ、地方の身近な弁護士の方が、出会う可能性が高いとも言えます。本学の修了生には、「法律問題であれば、どんな問題にでも対応できるはずです。それだけの基礎力は身についているから、自信をもって良いですよ。」と言って、法曹界に送り出しています。

辻先生のプロフィール、担当科目はこちらです。

秋武 憲一教授

秋武 憲一教授
実務に通ずる学びの修得を

「法曹は良質な法律サービス」を提供する職業です。困っている人や悩んでいる人たちが抱える紛争を解決するのが仕事です。依頼者の身近な存在である弁護士は“正義の味方”のイメージ、組織に属する裁判官や検察官は“お堅い”というイメージがあるかもしれませんが、決してそうではありません。法曹三者は、紛争の解決に向け活動すること、それによって救われる人を目の当たりにできることにおいて変わりません。
裁判官は紛争を解決する裁判の中で、当事者双方の言い分をまとめ、結論を出し、解決に導く役割を担います。法曹三者の中で、心の葛藤が最も大きな立場であるといえるでしょう。常に「この結論で良いか」を問う大変さがあります。しかし、それ以上に大きなやりがいがあります。それは、自分で紛争を解決できることです。人のために力を尽くすことです。
こうした法曹をめざすうえで大切なのは、人と社会に対して関心をもち、多くの人と出会い、コミュニケーションを図ることです。人や社会はどう動いているのか、どこに向かっているのかを常に把握しておくべきです。
確かに学ぶ中で迷いや不安を感じることもあるでしょう。しかし、大学院で学んだことは実務家となったときに必ず役に立ちます。それが学べた人が司法試験に合格できるのです。一緒に頑張りましょう。

秋武先生のプロフィール、担当科目はこちらです。

金 亮完 教授

金 亮完 准教授
質の高い法曹の養成をめざして

司法制度改革の一環として始まった法科大学院の影響により、今日の法曹は質が低下したと言われることがあります。しかし、優秀な法曹はどんな制度下でも常に変わらず存在するものであり、そうした人材を育成することこそ、本法科大学院の使命だと考えています。そのために、少人数での手厚い授業、地元弁護士会の全面的なバックアップ、弁護士として活躍する修了生による指導など万全の教育体制を整えています。それは、単に司法試験に合格するだけでなく、「地域に貢献できる法曹の養成」という理念に基づいた、質の高い人材養成に取り組んでいる証に他なりません。社会で活躍できる法曹をめざすみなさんを、本法科大学院は全力でサポートします。

金先生のプロフィール、担当科目はこちらです。
山梨学院大学法科大学院 サイトマップ