文部科学省研究開発学校の指定を受けている山梨学院小学校で１１月２５日、４年次（最終年次）研究発表会が行われました。
当日は、研究主任の小林祐一教諭による「新設教科『科学科』による科学的リテラシーの育成」の研究発表から始まり、その後、研究テーマの観点から考えられた公開授業が行われました。５年生は「新開発！紙バネおもちゃ」、「伝え合おう、科学の研究や技術の開発」の２つの授業、４年生は「テーマ選択学習」（自然や科学・技術に関わる４つの学習テーマから自己選択）が行われました。
これらの授業では、学びを通じて科学的な思考に基づく探求、社会・生活の関わりなどを考えることによって、未来の社会を見据えた資質・能力を育成していくことを目標にしています。
研究発表会には、１５都道府県から約１６０人の教育研究者や教育関係者が来校し、子どもたちが真剣に取り組む姿を興味深く見守っていました。
午後は山梨学院メモリアルホールに会場を移し、教育有識者と山学小担当者が公開授業の内容を取り上げ、その意義と課題を検証。パネルディスカッションでは「これからの科学教育の動向」や「今、求められている資質・能力」など各専門分野からの解説と提言が行われ、会場の多くの教育関係者は熱心に耳を傾けていました。

山梨学院小学校は２０１３年度に２度目の研究開発学校（４か年）の指定を受け、「科学的リテラシーの育成」をテーマに掲げて、理科教育・科学教育の改善と改革に取り組んできました。４年間にわたる研究開発の最終年次となる今年度、発表会を行いました。

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