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山梨学院大学お知らせ一覧

2017年3月29日(水)

日本ワインの新たな試み

2017年3月4日(土曜日)、山梨学院生涯学習センターの主催により、山梨学院ワイン講座2016特別編が開催されました(会場はキャンパス内 Student Lounge “Y”)。
6回目となる今回の「特別編」では、東京と大阪でワイナリーを経営する藤丸智史氏(株式会社パピーユ代表取締役)とそのワイナリーでワイン造りに携わっている木水晶子氏(清澄白河フジマル醸造所醸造長)を講師に迎え、「日本ワインの新たな試み」というテーマのもとに開催し、51名の受講者が集まりました。

 第Ⅰ部では、コーディネーターの笹本貴之氏(笹本環境オフィス株式会社代表取締役)と伴野正明氏(山梨県峡南農務事務所主幹・普及指導員)によるオープニング・トークの後、藤丸氏と木水氏に「大都会でのワイン造りに挑む―清澄白河フジマル醸造所の取り組み―」と題して講義を行っていただきました。藤丸氏からは、先ず大阪の島之内で、次に東京の清澄白河でワイナリーを経営するようになった背景と経緯について解説があり、木水氏からはワイン造りの考え方や現場での取り組みについてのお話しがありました。
 第Ⅱ部では、小牧康伸氏(食物栄養科非常勤講師/シニアソムリエ)の解説・指導と依田順子氏(「十四番目の月」店長)のサポートのもと、藤丸氏と木水氏からのコメントを頂きながら、フジマル醸造所のワイン計6種類の試飲が行われました。また、山梨県産や東北産のワイン合わせて約40種類とともに、オードブルや山梨の食材を使った料理なども用意され、参加した方々はワインと料理の様々な組み合わせを楽しく試みている様子でした。全体をとおして、受講者から熱心な質問や発言が数多く出され、「都市型ワイナリー」という新たなワイン造りのスタイルについて詳しく知ることのできる、貴重な機会となったと言えます。

なお、この「特別編」は、元々は東日本大震災で被災した東北地方に対する連帯と支援を目的として始めたものですので、昨年度までと同様、講座の終盤には残ったワインを対象としたチャリティーオークションが行われました。その売上金は、会場内に設けられた募金箱に集まった義援金とともに、日本赤十字社に送金いたしました。

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