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2015年3月23日(月)

「東北のワインを語る夕べ(その4)」抄録

2015年2月21日(土曜日)、山梨学院生涯学習センターの主催により、山梨学院ワイン講座2014特別編「東北のワインを語る夕べ その4」が開催されました(会場はキャンパス内 Student Lounge “Y”)。この「夕べ」は、東日本大震災で大きな被害を受けた東北への支援と連帯を目的として、2011年7月に最初に行われ、今回が4回目となります。
 先ず第Ⅰ部では、コーディネーターの笹本貴之氏(笹本環境オフィス株式会社代表取締役)と試飲指導助手の依田浩毅氏(依田酒店社長)によるオープニング・トークの後、山形県の月山ワイン山ぶどう研究所から阿部豊和氏(月山ワイン山ぶどう研究所ワイン研究員)を講師に迎え、「山形のワイン産業と月山ワイン山ぶどう研究所の取り組み」と題して講義を行っていただきました。そのなかで阿部氏は、山形県におけるワイン造りの状況、月山ワインを取り巻く環境、生産者や生産品種の状況、地域とのつながりなどについて語ってくださいました。厳しい自然環境のなかで、地域文化や地元の食材との調和にこだわるワインづくりへの熱い想いが感じられるお話でした。
 第Ⅱ部では、小牧康伸氏(シニアソムリエ)の解説・指導、および依田浩毅氏と依田順子氏(「十四番目の月」店長)のサポートのもと、阿部氏にもコメントしていただきながら、月山ワインの6種類のワインについての試飲と意見交換が行われました。また、その他の東北産のワインや山梨県産のワインを合わせて二十数種類、そして山形の「お煮しめ」や「はたはたの唐揚げ」など各種の料理も用意され、参加者はそれぞれの組み合わせを存分に味わっている様子でした。
 従来どおり、講座の終盤には残ったワインを対象としたチャリティーオークションが行われ、その売上金は、会場内に設けられた募金箱に集まった義援金とともに、日本赤十字社に送金いたしました。参加者として42名の方々が集まり、盛会のうちに終了することができました。

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