国際リベラルアーツ学部(iCLA)

アメリカ式リベラルアーツ教育によって高い英語力だけでなく、多角的な教養を修得。
グローバルな思考と行動力を併せ持つ、真の国際人を目指します。

国際リベラルアーツ学部(iCLA)のコンセプト

グローバル人材育成のためのアットホームな少人数制教育

ひとつの専門に絞らず、人文教養、社会科学、数理的推理、自然科学、保健体育など幅広い領域を学ぶリベラルアーツ。
1クラス20名以下という少人数制でジャンルを超えた教養、固定観念にとらわれない感性を身につけ国際社会で活躍できる人材を育てます。

学びのポイント

POINT1国内にいながら留学しているような学修環境

在学生の半分は約35か国・地域から集まる留学生。教員も3分の2が外国籍。英語が共通言語になることに加え、他国の文化を理解し、自国の文化を伝える力が身に付きます。

POINT2使える英語力を鍛えるEAE

EAEは英語による授業や海外留学に必要とされる実践的な英語力を修得するための集中プログラムです。入学時の英語力に合わせて段階的にレベルアップできる体制を整えています。

POINT3全員留学

60校を超える海外大学と提携を結び、全学生に留学の機会が準備されています。別途留学先に授業料を払う必要がなく、取得した単位も卒業単位に換算される交換留学制度でグローバルな視野を育みます。

4年間の学び

幅広い分野にわたるリベラルアーツ型カリキュラム

一つの学問分野に集中するのではなく、幅広い分野を横断的に学ぶのがリベラルアーツの特徴です。それにより、単に知識を修得するのではなく、分野を融合させて複合的な視点で問題を考える“思考力”と、固定観念にとらわれない豊かな“感性・表現力”を養うことを目的としています。
何を学ぶかは自分次第ですが、多様な知識領域から学生たちへの道しるべとして「グローバルビジネス・経済学」「政治学」「人文教養」「日本研究」を4つのメジャーとして体系的な学修ができるようにプログラムを設計しています。
興味・関心や目標に合わせて自由に科目を選択し、一人ひとりが自らの可能性を探り、多様化する社会に対応できる国際人にふさわしい力を身につけることができます。

リベラルアーツ教育を選ぶメリット

  • 基礎力をつける「基幹教育」と学生が選択した分野において深く探求する科目の両方が提供されています
  • 幅広い分野を横断的に学ぶことで多角的な視点を育みます
  • 学生と教員の距離が近い少人数授業は、学術的な卓越性と学生の成長を促します
  • アクティブ・ラーニングの場で、他者の視点に触れ自身の視点を客観的に振り返る習慣を促進します
  • 授業参加、アカデミック・ライティング、批判的思考力の養成に加え、コミュニケーション力やチームワーク等に焦点を置き、就職や進学等の将来に向けた準備に力を入れています

海外留学

世界60校以上の大学と提携。交換留学でグローバルな思考をさらに磨く。

海外の大学と提携を結び、1年間の海外留学を全員に義務付けています。留学先はアメリカ、ヨーロッパ、アジアと広範囲にわたっており、英語圏だけを対象としているわけではありません。それは、英語を母国語としない人々と、英語でコミュニケーションを取る機会が、これからの国際社会では増えていくことを考慮しているからです。なお、提携大学とは授業料の相互免除を前提とした協定を結ぶため、留学中の授業料を別に負担する必要はありません。

海外留学先一覧(2022年2月現在) 順不同

  • ※掲載している旗は国旗の他、一部地方・地域の旗も含みます。
  • ※本提携リストは、2022年2月現在の協定提携実績に基づくもので以降変更されることがあります。

特色のある教育

  • EAE(アカデミック英語)プログラム
    ※EAE(English for Academic Excellence)

    iCLA の目標の一つである英語による高度なコミュニケーション能力を習得し、自律学習能力を身に付けるための基礎となるのがEAEです。

    iCLAに入学後すぐに始まるのが「EAE」と呼ばれている「アカデミック英語」プログラムです。共通のテキストブックを使いながら、習熟度別のクラスに分かれて授業が行われます。担当教員は、外国籍のネイティブスピーカーから日本人の先生まで多彩な顔触れです。英語で行われる「リベラルアーツ」プログラムを目指して、まずは「読む」「聞く」「書く」「話す」という4つの技能をバランスよく伸ばし、TOEFLやIELTSの得点も上がるように設計されたプログラムです。2019年度から、日本語で行われる「リベラルアーツ入門」が開講され、EAEで使用されるテキストに出てくるトピックを題材にして、リベラルアーツ教育で求められる思考力を磨くトレーニングを開始しています。

    LAC(言語学習センター)
    ※LAC(Language Acquisition Center)

    言語学習センター(LAC)は、EAEのコースとともに学生が英語力を伸ばし、自ら方向性を定められる自律した学習者になるための施設です。またLAC専属の言語学習アドバイザーは、特にEAEの学生の為に、一人ひとりのニーズを把握し、学習者の学習計画立案を支援するとともに、学習方法と戦略についてアドバイスとフィードバックをしていきます。つまり学習者が計画、実行、振り返りの一連の流れから、自身の学習に責任を負い、さらなる自律学習を達成できるようになる、学ぶ方法及び学ぶお手伝いをしています。そしてEAEの授業以外の時間では、LACは学生が宿題や自律学習ができるように、落ち着ける環境と学習教材などを提供しています。

  • TOEFL ITP 平均スコア推移

    入学後、約半年で大幅なスコアアップ!
    1年次より集中的に英語力を強化します。

    • 入学時の平均スコア
    • 10ヶ月間で獲得した最高スコアの平均

    1年次1月末までの10ヶ月間に獲得したスコアが対象

    • ※TOEFL, TOEFL iBT, TOEFL ITP はエデュケーショナルテスティングサービス(ETS) の登録商標です
  • グローバルビジネス & 経済学

    経済学とビジネス分野の授業科目を学ぶことができます。
    グローバルビジネス・経済学は、社会科学的アプローチをとる経済学と、応用的なアプローチをとるビジネス学を融合的に学ぶ学問です。経済学はより理論的ですが、ビジネスの現実と関連付けながら学びます。一方、ビジネス学はより実践的ですが、理論的な概念を使いながらビジネスや金融の現場で実際に起こりうる課題に取り組みます。
    iCLAではビジネスや経済学をドル、ユーロ、円といったものさしで教えるのではなく、社会的、人間的な側面から教えます。
    さらに、どの科目もグローバルな視点から学ぶため、将来どんなキャリアを選ぶかに関わらず、現代のグローバル社会で活躍するために必要な知識と経験が身に付きます。

  • 政治学

    現在の世界が直面している課題を分析して解決策を考える力を身に付けるために、多彩な授業科目が開講されています。「行政学入門」や「社会政策」のように国内で生じる問題を対象とした授業から、グローバルな視点からアジアや日本の立ち位置を考え直すための授業科目も用意されています。
    iCLAでは、経済成長と安定を目指す政府の政策、貧富の差、NGOが社会的・政治的変化に与える影響、国家間の関係、民主主義制度の危機、世界平和など全てが研究課題になりえます。学生は、これらの問題に多角的に取り組みながら、常に変化する世界の政治情勢を批判的に思考し、分析的に論じることを学びます。
    このようなiCLAの政治学の授業は、将来、国際関係や外交、行政、非政府組織、コミュニティ形成、学術研究、ビジネスなどの分野に進学あるいは就職し、世界で活躍できる人材を育成します。

  • 人文教養

    文学・芸術・芸能など幅広い授業科目が展開されており、自分自身の興味に応じて学際的な学修が可能となるように設計されています。各分野の横断的な授業履修が可能なだけではなく、英語で日本文化について学ぶことができる授業科目も多数開講されています。人文教養(インターディシプリナリー・アート)は、視覚芸術、パフォーマンス、文学・言語学、音響芸術、音楽など、クリエイティブな実践科目を幅広く扱います。学生は理論、実践、歴史的観点からこれらの科目を探求することにより、幅広く教養を学びながら自分の選んだ専門分野の理解を深めます。また授業だけではなく、パフォーマンスや作品展示を通して日頃の学習の成果を発表できる“Gala”などのイベントも毎学期開催しています。このようなiCLAの幅広い科目や学習成果発表の機会は、今どの業種においても求められているクリエイティブな人材を育成します。

  • 日本研究

    iCLAで留学生と一緒に「日本」について学ぶことができます。他の3つのメジャーでは、「日本」をテーマとした授業科目が多数開講されており、毎学期、交換留学生たちがこれらの授業に参加しています。こうした留学生と一緒に、日本の政治・経済・歴史・文化を学ぶことができます。iCLA の日本研究では、日本の文化・歴史・経済・政治など幅広い分野の科目をその道の専門家から学び、日本に対する理解をさらに深めることができます。例えば、柔道、空手、合気道、ナンバ式骨術、修験道などの武術、漫画、アニメ、日本映画などの文化、さらにはトランジスタラジオ、ロボット、コンピューターゲームなどを取り上げる日本技術史も学ぶことができます。また、富士山、東京、横浜へのアクセスがよく日本の中央に位置する甲府で、学生生活を送り日本研究を体験的に学べることも、iCLAの魅力のひとつです。iCLAで日本研究を学ぶことで、新しい視野、見識、経験を得て、日本をより深く理解できるようになるだけではなく、今までと違った視点から日本や世界を見ることができるようになります。

  • 国際色豊かなキャンパスと国際寮生活

    国際色豊かなキャンパス

    世界各国から来た留学生と日本人学生が共に勉強し、生活している国際色豊かなキャンパス。各国の学生たちが「共に学び」、「共に生活し」、「共に成長できる場」というコンセプトのもとにこのキャンパスデザインされました。
    アカデミック英語プログラムで、英語力を伸ばすだけでなく、多国籍の教員から様々な英語のバリエーションを学びます。リベラルアーツプログラムでは、多国籍の教員、そして留学生と共に、互いの文化や価値観について理解を深める。授業環境そのものが、多様性を実感しながら学ぶことができる場となっています。
    クリティカルに、そしてクリエイティブに考える力、グローバルな視点や判断力を身に付けるうえで、国際色豊かなiCLAは非常に適した環境なのです。

    国際寮

    そしてもう一つ、生活の場である「国際寮」も学びの場です。世界各国から来た留学生と日本人学生が居住している国際色豊かな国際寮。グローバルな交友関係を築くことができるだけでなく、生活を共にし、様々な文化や価値観に触れることができます。
    時には文化や価値観の違いから、意見の不一致が生まれることもあります。そんな時は「学生にとって住みやすく、勉強に励むことができる環境作り」という共通の目標に向かい、対話を通じて解決策を見出すことが求められますが、各フロアにいる学生リーダーが、こうした対話を促してくれます。
    多様性を学び、コミュニケーションを通じて課題を解決する力を身に付けることができる環境。国際寮での経験がその実践の場となり、海外留学へ行くための礎となるのです。

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